「虎は飢えても死したる肉を食わず」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
虎は飢えても死したる肉を食わず
【読み方】
とらはうえてもししたるにくをくわず
【意味】
高潔な人は、困窮を極めていても不正なものは受け取らない。
「虎は飢えても死したる肉を食わず」ということわざは、どんなに困難な状況でも、正直な人は不正や邪道には手を出さない、という意味があるんだよ。
ほうほう、それはつまり、どんなに困った時でも、真っ直ぐな人はズルいことや悪い手段で得たものを受け取らんってことやな。
まあ、本当に正直なら、不正な方法で得たもんは手を出さへんよな。ちょっと、真っ直ぐすぎるくらいの頑固者みたいな感じやね。
【語源由来】
虎は飢えていても死んだ動物の肉は食べないことから。
【類義語】
・鷹は飢えても穂を摘まず
・渇すれども盗泉の水を飲まず
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「虎は飢えても死したる肉を食わず」の解説
カンタン!解説
「虎は飢えても死したる肉を食わず」っていう言葉はね、こんな意味だよ。
みんなは、虎って、たとえお腹がすごく空いてても、すでに死んでる動物の肉は食べないって思ってるんだ。これが、この言葉の元になってる部分なんだよ。
で、この言葉を使うときの意味は、真面目で正直な人は、たとえどんなに困ってても、悪い方法でお金やものを手に入れようとはしない、ってことを言ってるんだ。
例えばね、お金に困っていても、だましてお金を手に入れたりしないような人のことを、この言葉で表現することができるんだよ。要するに、困っていても正直さを失わない、ってことだね。
「虎は飢えても死したる肉を食わず」の使い方
不景気になると詐欺が増えるわね。
虎は飢えても死したる肉を食わずだ。僕は路上生活になっても詐欺はしないよ。
全国民がそう思ってくれたらいいんだけどね。
強盗や詐欺をしても、悪銭身に付かずっていうから不正をくり返すことになるんだよね。やめた方がいい。
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「虎は飢えても死したる肉を食わず」の例文
- 生活に困っても虎は飢えても死したる肉を食わずというから、万引きはしたくない。
- 虎は飢えても死したる肉を食わずというが、闇バイトに手を出す若者が後をたたない。
- 隣の家の庭においしそうなみかんがなっている。でも、虎は飢えても死したる肉を食わずだから、勝手にとるようなことはしない。
- 虎は飢えても死したる肉を食わずというので、不正な方法で金を得ようとは思わない。野草をとってきて空腹をしのぐ。
- 金に困っても法に触れるようなことはしない。虎は飢えても死したる肉を食わずというように、高潔さを守りたい。