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「始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな」の意味
【ことわざ】
始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな
【読み方】
はじめちょろちょろなかぱっぱ、あかごなくともふたとるな
【意味】
かまどで御飯を上手に炊く方法を口調よくいったもの。炊き始めは弱火で、中ごろは強火にして、何があっても途中で蓋を取ってはいけないということ。
何事も、ちゃんと手順通りにやらんと上手くいかんし、途中で諦めたりせんと最後までやり遂げなあかんってことか。ご飯炊きも、いろんなことも、最後までちゃんとやろう。
「始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな」の解説
「始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな」という表現は、ご飯を炊く際の適切な火加減とその進め方を表したもので、上手なご飯の炊き方の原則やコツを伝えるたとえ話なんだ。
このことわざにおける「始めちょろちょろ」は、炊飯を始める際には弱火でじっくりと熱を加えることを意味していて、「中ぱっぱ」とは、中盤には火を強めてしっかりと熱を通すことを示しているんだ。そして、「赤子泣くとも蓋取るな」は、どんなに急ぎたくても、炊飯の途中で蓋を開けてはならないということを強調しているんだよ。つまり、ご飯がうまく炊けるまで蓋を開けずにじっくり待つことの重要性を述べているんだね。
この表現は、ご飯を炊く際には初めは慎重に、中盤にはしっかり熱を加え、そして最後まで根気よく待つことが重要であると教えてくれるんだ。それは、料理における注意深さ、忍耐、そしてプロセスへの信頼を示しており、結果としておいしいご飯を炊き上げるための指針となっているんだ。このたとえ話は、炊飯のみならず、他の多くの料理や人生の様々な場面においても、段階を踏んで丁寧に取り組むことの大切さを教えてくれるんだね。
「始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな」の使い方
「始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな」の例文
- 始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るなを守れば米が炊けるし、米が炊ければ日本人なら生きていける。
- おいしいご飯が炊きたい君に、始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るなというコツを伝授しよう。
- IHには、始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るなは無理だ。火が見えるガスコンロ最高。
- 始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るなというが、ご飯が炊けるいい匂いに負けて蓋を開けてしまった。
- 始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るなというけど、栗ご飯もおいしく炊けるのかしら。
たとえ周囲が騒がしくても、炊飯の工程をしっかり守ることの重要性を教えているんだね。このことわざは、料理だけでなく、物事を成し遂げるには正しい手順と忍耐が必要という教訓も含んでいるよ。