【ことわざ】
化けの皮が剥がれる
【読み方】
ばけのかわがはがれる
【意味】
隠していた正体や素性、あるいは物事の真相などが露見してしまうこと。悪事があらわになるといった悪い意味で用いられる。
【語源・由来】
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【類義語】
・尻尾を出す
・尻が割れる
・馬脚を現す
・化けの皮を現す
【対義語】
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【英語訳】
reveal one’s true character
give oneself away
To strip the wolf of his sheep skin.
「化けの皮が剥がれる」の使い方

昨日の健太くんのお姉ちゃんには、とてもびっくりさせられたわ。

僕の姉さんは、外面がいいからみんなには出来の良い上品な子だと思われているんだけど、僕の前だと「許さないぞ、お前」とか言うんだよ。それをともこちゃんに見られたと知って「化けの皮が剥がれたあ」ってショックを受けていたよ。

健太くんの部屋に怒鳴り込んできた姿は、確かに化けの皮が剥がれた瞬間だったわね。

まさか、家にともこちゃんというお客さんがいるとは思わなかったんだね。これに懲りて家でも化けたままでいてほしいよ。
「化けの皮が剥がれる」の例文
- 君も大勢の前で化けの皮が剥がれ残念だろうが、それが自業自得で、自分があざなった繩で自分の首を絞めたも同然で可愛相なものだ。
- 僕は、彼の化けの皮を剥がして、彼女に彼の真実の姿を知らしめ、彼女の目を覚まさせたい。
- 化けの皮が剥がれて、罪に問われる前に、いっそのこと自分から罪を告白しようか迷った。
- 江戸時代に、幕府がキリスト教を信仰することを禁じた時に、隠れキリシタンの化けの皮を剥がすために用いたものが、踏み絵である。
- 彼女は、八方美人でみんなにいい顔をしているが、陰ではみんなの文句を言っているので化けの皮が剥がれるのも時間の問題だ。