「葉をかいて根を断つ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
葉をかいて根を断つ
【読み方】
はをかいてねをたつ
【意味】
小さなことにこだわり、全てをだめにしてしまうことのたとえ。
へー、それは大事な教えやな。つまり、「ちっちゃいことを直そうとして、もっと大切なことを台無しにしてまう」ってことか。
枝葉の問題にばっかり気を取られて、根っこを傷つけるなんて、逆効果やな。これは、大事なことを見失わずに、バランスよく物事を考えることの大切さを教えてくれる言葉やね。
【語源由来】
余分な枝葉を除こうとして、大切な根までダメにして木を枯らしてしまう意から。
【類義語】
・角を矯めて牛を殺す
【スポンサーリンク】
「葉をかいて根を断つ」の解説
カンタン!解説
「葉をかいて根を断つ」ということわざは、小さい問題を解決しようとして、もっと大切な部分を傷つけてしまうことを警告している言葉なんだよ。
たとえばね、木の枝葉を切ることは、木をきれいに保つためには必要かもしれないけど、もし間違って根を傷つけてしまったら、その木は枯れてしまうかもしれないんだ。ここでの「葉」は小さな問題や表面的な部分を、「根」は本質的で重要な部分を表しているんだよ。
このことわざは、些細な欠点や小さな問題を取り除こうとするあまり、もっと重要なことを見失ってしまうリスクを教えてくれているんだ。だから、「葉をかいて根を断つ」っていうのは、「小さな問題を解決しようとして、大切な本質を傷つけることがある」という意味の言葉なんだね。
「葉をかいて根を断つ」の使い方
顔のほくろを取りたいな。
葉をかいて根を断つことになるかもよ。
ほくろでそんなに変わるかな?
変わらないと思うならそのままでいいじゃない。
【スポンサーリンク】
「葉をかいて根を断つ」の例文
- 絵の一部が気に入らず書き直したら、葉をかいて根を断った。
- 方言を封印して標準語にしたら、葉をかいて根を断つように個性も私らしさもなくなり、アイデンティティの崩壊につながった。
- 欠点なんて誰にでもあるし、無理になおそうとしたら葉をかいて根を断つことになりかねないよ。自分らしくあれ。
- 小さなキズが気になって磨いたら、葉をかいて根を断つごとく傷だらけになって台無しだ。
- その変更が本当に正しいのか。些細なことは無視して進めるべきではないのか。先の先まで考えてやらないと、葉をかいて根を断ち失敗に終わる。
つまり、表面的な問題に焦点を当てるあまり、根本的な大切なことを傷つけてしまうリスクを表しているんだね。