「裸百貫」の意味
【ことわざ】
裸百貫
【読み方】
はだかひゃっかん
【意味】
財産が全く無くても、男は銭百貫文の価値があるということ。
財産や地位はなくても、人としての重みや価値はちゃんと認められるべきやっていう、なかなか深い意味を持つ言葉やな。裸百貫、人の内面の価値を大事にするっていうのは、今の時代にも大切なことやね。
「裸百貫」の解説
「裸百貫」という言葉は、文字通りには「裸でいても百貫の価値がある」という意味で、具体的には、財産や地位など外的なものがなくても、その人自体の価値や人間としての尊厳、能力などが非常に価値があるということを表しているんだ。ここでの「百貫」とは、昔の日本の貨幣単位で、かなりの大金を意味しているよ。この表現は、特に男性を褒め称える時に使われることが多いんだよ。
たとえば、見た目や財布の中身ではなく、その人の持つ内面の強さや人格、能力などに価値を見出す時に、「彼は裸百貫だ」と表現されることがある。これは、その人がどんな状況にあっても変わらずに尊重されるべき価値を持っているという意味があるんだ。
この言葉は、人間の価値は外見や持ち物だけではなく、その人自身の内面や生き方によって決まるという考え方を示しているんだね。それは、人間の尊厳や内なる価値を重んじる視点を表していて、物質的なものにとらわれない人間の大きな価値を讃えているんだ。
「裸百貫」の使い方
「裸百貫」の例文
- 財産と呼べるものは何もないが、裸百貫というし、健康な体と能力があれば生きていける。
- 健太くんという男は裸百貫。タワマンも高級車も持っていないが、内に秘めた才能がある。
- 裸百貫だから、やっぱり雇用するなら男が良い。
- 気力も体力もあるし、男は裸百貫だな。
- 彼は裸百貫、とても価値がある男だ。