「百足の虫は死して倒れず」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
百足の虫は死して倒れず
【読み方】
ひゃくそくのむしはししてたおれず
【意味】
助けてくれる人間が多い者や勢力が大きい者は、容易に滅びない。
結局は、一人ひとりの力が合わさって、大きな力になるってことかいな。支え合うことの大事さを、ムカデさんから学ぶとはな、ほんまに不思議やね。
【出典】
「曹冏」の「六代論」
【語源由来】
ムカデは足がたくさんあるので、死んでもひっくり返る子尾がないということから。
【類義語】
・百足は死に至れども倒れず
「百足の虫は死して倒れず」の解説
「百足の虫は死して倒れず」という言葉は、ムカデがたくさんの足を持っているから、たとえ死んでもすぐには倒れないっていう事実から来ているんだよ。このことわざは、曹冏の「六代論」に出てくる言葉で、多くの支持者や力を持つ人は、簡単には失敗したり滅んだりしないという意味が込められているんだ。
たとえば、学校でクラスのみんなから好かれている人や、たくさんの友達がいる人は、何か問題が起きても、友達が助けてくれたり、支えてくれたりするよね。それと同じで、社会や歴史の中で、多くの人々から支持されている人物や団体は、たとえ困難に直面しても、その支持がある限り、簡単には倒れることはないということを表しているんだよ。
この言葉からは、たくさんの人からの支持や信頼を得ることが、どれだけ大切かということを学ぶことができるね。そして、多くの人たちと良い関係を築いておくことが、いざという時に自分を守ってくれる大きな力になるってことも教えてくれているんだ。だから、日々の生活の中で、人との関係を大切にすることの重要性を思い出させてくれる言葉なんだよ。
「百足の虫は死して倒れず」の使い方
「百足の虫は死して倒れず」の例文
- そのスタートアップは創業者が去った後も成長し続けた。百足の虫は死して倒れずの如く、一人のリーダーの去就に左右されない強固な組織だった。
- 政治家はスキャンダルで辞職したが、彼の提唱する政策は依然として支持を集めている。百足の虫は死して倒れずのことわざが示すように、彼の影響力は簡単には消えない。
- 大手企業が市場から撤退した後も、そのブランドのファンコミュニティは活発な活動を続けている。百足の虫は死して倒れずとは、こういう事を言うのだろう。
- 彼女はプロジェクトのリーダーを辞めたが、そのプロジェクトは依然として成功を収めている。まさに百足の虫は死して倒れず、彼女が築き上げた基盤は固く、容易には揺るがない。
- あの運動は創始者が亡くなった後も、新しい指導者たちによって引き継がれ、さらに強まるばかりだ。百足の虫は死して倒れず、真の理念は時間を超えて生き続けるものなのだ。
これを人にたとえると、多くの人に支持されている人物は、簡単には失敗したり、滅びたりしないという意味があるんだ。多くの支持者がいることの大切さや強さを教えてくれる言葉なんだね。