「貧、骨に至る」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
貧、骨に至る
【読み方】
ひん、ほねにいたる
【意味】
とても貧しいこと。
「貧、骨に至る」という言葉は、極端に貧しい状態を表す表現で、文字通り「貧困が骨にまで影響を及ぼす」という意味が込められているんだ。
ええな、その言葉。つまり、「とても貧しい状態で、それが体にまで影響してる」ということやな。ただお金がないだけじゃなくて、食べ物が足りないから体がやせ細ったり、栄養不足で病気になりやすくなったりするんや。
これは、貧困がどれだけ人の生活と健康に深刻な影響を与えるかを示している言葉や。貧困はただの経済問題やなくて、人の基本的な生存に関わる重大な問題やね。
【出典】
「杜甫」の又呉郎に呈す
【語源由来】
貧しさが骨までしみとおっている意から。
【類義語】
・赤貧洗うが如し
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「貧、骨に至る」の解説
カンタン!解説
「貧、骨に至る」ということわざは、本当に極端に貧しい状態を表しているんだよ。この言葉は、「貧しさが骨までしみ通っている」という意味で、ただ単にお金がないというレベルを超えて、生活が非常に厳しく、その状況が人の体や心に深く影響していることを示しているんだ。
このことわざは、貧困がどれほど深刻で根深い問題であるかを強調していて、単に経済的な困窮だけでなく、その状態が人の健康や生活全体に及ぼす影響についても語っているよ。例えば、十分な栄養がとれないことによる健康問題や、冷暖房が整っていない住環境での苦労など、貧困が生活のあらゆる面に及ぼす影響を感じさせる表現なんだね。
「貧、骨に至る」の使い方
全然お金がなくて欲しいものが買えない。
辛いわよね。私も新しいバッグがほしいけど、貧、骨に至るレベルだから無理。
お互い大変だよね。お金持ちになりたいな。
お金持ちになれるよう、勉強を頑張ろう。
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「貧、骨に至る」の例文
- 彼の家庭は貧、骨に至るほどの状況で、冬を越すのに必要な暖房費すら工面できなかった。
- 彼女は子どもたちに少しでも良い教育を受けさせようと、自らは貧、骨に至る生活を送りながらも、全てのお金を彼らの学費に使っている。
- 祖父が若い頃に体験した戦時中の暮らしは、文字通り貧、骨に至るものだったと、よく話してくれた。
- その地域は長い干ばつに見舞われ、農民たちは作物が育たず、貧、骨に至るまで追い込まれてしまった。
- 彼は自分の芸術に対する情熱のため、一時は貧、骨に至るような生活を耐え忍んだが、最終的には国際的な評価を得ることができた。