「無精者の一時働き」の意味
【ことわざ】
無精者の一時働き
【読み方】
ぶしょうもののいっときばたらき
【意味】
日頃怠けているものが急に思い立ち働くのも、一時的なものだということ。
急に大騒ぎして何かをしようとする者をあざけることば。
あー、なるほどな。つまり、「ほんまにたまにしか働かん人が、いきなりバリバリ働いても、それはそう長続きせえへん」ってことやな。普段からサボってる人が急にがんばったって、それは一過性のものやって、ちょっと皮肉ってるわけや。
怠け者がちょっと頑張ったくらいで褒めるんじゃなくて、毎日コツコツやることの大切さを教えてくれる言葉やね。
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「無精者の一時働き」の解説
カンタン!解説
「無精者の一時働き」ということわざは、普段は怠けている人がたまに急に頑張って働くけど、それは続かないという意味だよ。これは、そういう人をちょっとからかうような言い方で使われることが多いんだね。
たとえばね、いつもは宿題をしない子が、テストの前日に急に一生懸命勉強を始めたとしても、それはただの一時的なことで、毎日コツコツと勉強する習慣は身についていないっていうことを表しているんだよ。だから、このことわざは、ふだんからコツコツと努力することの大切さを教えてくれているんだね。
「無精者の一時働き」の使い方
Aくんが図書館に毎日来てるって聞いたけど、本当?
本当だよ。でもね、彼がこんなに勉強してるの見たの初めてだから、ちょっと驚いてる。
確かに。試験が来週に迫ってるからかな。
そうかもね。まあ、無精者の一時働きってやつだね。試験が終わったら、またいつものAくんに戻るかもしれないよ。
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「無精者の一時働き」の例文
- 彼は試験の前日になってから急に勉強を始めたが、無精者の一時働きで、結果は芳しくなかった。
- 社長が来ると聞いて、普段は手を抜いている部署が突然きちんと仕事をし始めたが、無精者の一時働きに過ぎず、社長が帰るとすぐに元のサボりグセに戻った。
- 夏休みの宿題を最後の週末になって慌ててやるのは、まさに無精者の一時働きだ。
- 何年も部屋の掃除をしていなかった彼が、突然大掃除を始めたけれど、半日で疲れてしまい、結局無精者の一時働きで終わってしまった。
- 普段から練習をサボっている彼が、大会の前にだけ特訓をしても、それは無精者の一時働きで、大きな成果にはつながらないことが多い。
このことわざは、そういう人の行動が一時的で持続しないことを示しており、そうした急な働きぶりを皮肉っていう言葉なんだよ。