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【船には水より火を恐る】の意味と使い方や例文(語源由来)

「船には水より火を恐る」の意味(語源由来)

意味

【ことわざ】
船には水より火を恐る

【読み方】
ふねにはみずよりひをおそる

【意味】
予想していないところに恐いものがあるということ。外より中から生じる災難や事故のほうが恐いということ。

ことわざ博士
「船には水より火を恐る」ということわざは、船が水の上に浮かぶものであるため、水そのものは船にとって脅威ではない。しかし、火は船にとって非常に危険な存在で、大きな災害を引き起こす可能性がある。

これは、身近なものから予期しない大きな危険が生じることを示しているんだ。

助手ねこ
ほな、それは「意外なところから大きな危険が来る」ってことやな!船で言えば、水は普段からつき合ってるけど、火はそうでないからこそ、めっちゃ怖いってことやね。これはね、身の回りのちょっとしたことが、思いがけず大きな問題を起こすって警告してるんや。

常に注意深くいなあかんってことを教えてくれてる言葉やな。

【語源由来】
船にとっては、浸水して沈没するより船火事の方が恐いということから。

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「船には水より火を恐る」の解説

カンタン!解説
解説

「船には水より火を恐る」ということわざは、見た目に反して本当に恐ろしいのは、身近なものから起こる災難だと教えてくれているんだよ。このことわざは、船が水の上で活動するものだから、水自体は船にとって普通で恐れるべきものではないけれど、火は船にとって非常に危険で破壊的なものであるという意味があるんだ。

たとえば、船が海上にあるとき、水はただの環境だけど、火が出たら大変なことになる。それは、水ではなく、火が船にとって本当の脅威であることを示しているんだね。火は船を完全に破壊する可能性があるから、船乗りにとっては水よりも火がずっと恐ろしいんだ。

このことわざは、私たちの日常生活にも当てはまるよ。普段は安全だと思っている環境や状況が、実は危険を孕んでいることがあるって教えてくれているんだ。だから、身近なものこそが、予期せぬトラブルの原因になることを忘れないようにしようという警告でもあるんだよ。

「船には水より火を恐る」の使い方

健太
昨日の理科のテスト難しかったよね?でも、ともこちゃんは理科が得意だから大丈夫だった?
ともこ
理科は問題ないけど、明日の数学のテストが心配だよ。船には水より火を恐るみたいだね。理科は得意だから水みたいに怖くないけど、数学は得意じゃないから火のように怖いんだ。
健太
なるほど、確かにそれは怖いね。でも、一緒に勉強しようよ。火事も早く対処すれば大きな被害は防げるから。
ともこ
そうだね、ありがとう!一緒に頑張ろう!
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「船には水より火を恐る」の例文

例文
  1. 我々のチームは新しいプロジェクトで技術的な問題がないかどうかに注意を払っているが、その間に人間関係の問題が生じている。やはり、船には水より火を恐ると言える状況だ。
  2. その古いアパートは地震に強いと評判だが、最近火事が多発している地域にあるため、船には水より火を恐るということわざがぴったり当てはまる。
  3. 景気が良い時期には競争が激しくなることを心得ておくべきだ。船には水より火を恐るのように、表面的な好況の裏で新たなリスクが待ち構えていることがある。
  4. 雨季には川の水位が心配されがちだが、実は過去の洪水被害は大雨よりもダムの決壊が原因であった。これもまた船には水より火を恐るという教訓を思い出させる。
  5. 社内で新しいソフトウェアを導入する際、多くの社員が使い勝手に注目している。しかし、セキュリティ問題が見過ごされがちで、船には水より火を恐るを思い出させるような事態になりかねない。

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