「無事これ貴人」の意味(出典)
【ことわざ】
無事これ貴人
【読み方】
ぶじこれきじん
【意味】
無心の境地で仏の道に生きる人こそ、仏の教えを体得できる貴い人である。
おお、深いなぁ。つまり、「何もしないで心を無にすることが、実は一番難しいけど、それができる人が一番えらいんや」ってことかい。
無心になることで、すべての雑念が消えて、本当の平和や幸せが見えてくるってわけやね。高い境地やな、それは。
【出典】
臨済録
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「無事これ貴人」の解説
カンタン!解説
「無事これ貴人」という言葉は、何も心配事や問題がない状態、すなわち「無事」の状態が、最も価値あるものであるという考えを示しているんだよ。この言葉では、「無事」というのは単に平穏無事な状態を指すだけでなく、心の中も外も問題や欲望から解放されているという意味があるんだ。
この表現は、仏教の教えにも通じていて、何もしないこと、何も欲しないことがどれだけ価値があるかを教えているよ。つまり、心を清らかに保ち、欲望や煩わしさから自由になることができれば、それが真の幸せにつながるというわけだね。
たとえば、日常生活で何も問題がない日が続くと、その平和さがどれほど貴重なものかを改めて感じることができる。この「無事これ貴人」は、そうした平穏が精神的な豊かさにつながることを教えてくれる言葉なんだよ。
「無事これ貴人」の使い方
ねえ、最近、勉強や部活で忙しくて心が休まらないよ。どうすればいいと思う?
無事これ貴人というから、何もしないで心を無にすればいいんだよ。時には何も考えずにリラックスする時間を作るべきかもしれないね。
だから優秀なビジネスマンは、瞑想をするのか。忙しい中でも心の平穏を保つことが大切なんだね。今度の週末は、何も予定を入れずにゆっくり過ごしてみようかな。
無になることで、心身ともにリセットされるといいね。
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「無事これ貴人」の例文
- 学生時代から何事も慌てず、常に平穏を保っていた彼はまさに無事これ貴人のようだ。
- 退職後の生活を楽しんでいる祖父を見ていると、無事これ貴人という言葉がぴったりだと思う。
- 彼女は大企業を辞めて田舎で小さなカフェを開いたが、その穏やかな生活ぶりは無事これ貴人そのものである。
- 世界中を旅して様々な文化を経験した後、彼は無事これ貴人として心の平和を見つけたようだ。
- 無事これ貴人の境地に達することは簡単ではないが、毎日を意識して穏やかに過ごすことが第一歩だ。
この表現は、仏教の教えに深く通じ、心を静めることで真の理解や悟りに近づけるとされているよ。