「大匠は斲らず」の意味(出典・語源由来・英語)
【ことわざ】
大匠は斲らず
【読み方】
たいしょうはきらず
【意味】
名人は軽い気持ちで物事に手を出さないし、つまらない小細工はしない。
「大匠」は、腕のいい大工。「斲る」は、切る。「けずる」とも読む。
おおっ、なるほどなぁ!つまり、「物事に手を出すときは慎重にやらなあかんし、無駄な手間をかけるんやな」ということやな!
名人はおおざっぱにやって失敗したり時間を無駄にしたりせんってことやねん。上手な大工さんは、必要な部分だけうまく使って、自然の形を活かしてるんやな!
【出典】
「淮南子」
【語源・由来】
上手な大工はむやみに木を切ったり削ったりしないで自然のままうまく使う意から。
【英語】
The best carpenter makes the fewest chips.(すぐれた大工ほどわずかの削り屑しか出さない)
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「大匠は斲らず」の解説
カンタン!解説
「大匠は斲らず」っていうことわざは、上手な大工は適切な方法で木を使い、むやみに切ったり削ったりしないっていう意味なんだよ。
例えばね、名人の大工さんは、無駄に木を切ったり削ったりすることなく、木材を上手に使って作品を作るんだ。つまり、名人は物事に軽々しく手を出さないし、いらない手間をかけたりしないんだよ。
このことわざは、名人のように、物事を上手に処理するためには無駄なことをしないことが大切だと教えているんだ。つまり、物事をうまく進めるためには、無駄な手間や細工をしないで、シンプルな方法を選ぶべきだということを表しているんだね。
「大匠は斲らず」の使い方
また新しい趣味を始めたの?
陶芸を始めたんだ。
大匠は斲らずっていうわよ。軽々しくいろんなことに手を出さない方が良いわ。
軽い気持ちで始めるから、いつも続かないんだよね。
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「大匠は斲らず」の例文
- 真正面からぶつかっていき、大匠は斲らずのように小細工はしない。
- 新規事業には慎重にならないと、大匠は斲らずという。
- 軽はずみな行動がこの組織を崩壊させるかもしれないので、大匠は斲らずというように慎重に行動する。
- 読者を泣かせようとか意表を突こうとか考えない。大匠は斲らずのごとく天才は、小細工せずとも読者を感動させるし驚かせる。
- 大匠は斲らずというが、小細工なしで誠実な会見をしたことで彼の好感度が上がった。
上手な大工は、むやみに木を切ったり削ったりせずに、自然のままうまく使うんだよ。