「比近説ばざれば修遠を務むる無かれ」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
比近説ばざれば修遠を務むる無かれ
【読み方】
ひきんよろこばざればしゅうえんをつとむるなかれ
【意味】
身近な存在を大切にしなければいけないということ。
隣近所や家族、友だちとのいい関係が、結局は自分の生活を豊かにしてくれるんやろうな。その基盤があってこそ、遠方の人との交流もより深いものになるやろうし。
【出典】
「説苑」
【語源由来】
近隣のものが喜ばないようならば、遠方のものと交際しない方が良いということから。
「比近説ばざれば修遠を務むる無かれ」の解説
「比近説ばざれば修遠を務むる無かれ」は、隣近所や身近な人々との関係を大切にするべきであり、それができないのに遠くの人との関係を求めるべきではない、という意味の言葉だね。ここで「比近」とは、文字通りには近所や身近な関係にある人々のことを指し、「修遠」とは、遠方の人々との交流や関係を築こうとすることを意味しているよ。
この言葉は、身近な人との関係の大切さを強調しているんだ。日常生活において、隣近所や家族、友人といった身近な存在との良好な関係は、人生において非常に重要なもの。それらの関係を軽視して、より遠いところにある関係や新しい出会いばかりを追求するのは、根本的な部分で間違っているという考えを示しているんだよ。
この考え方は、どんなに世界が広がっても、日々の生活の中で支えとなるのは、やはり身近な人たちだということを教えてくれるね。人間関係の基盤となるのは、近しい人々との信頼と理解だから、それを大切にすることが、幸せな人生を送る上での鍵となるというメッセージが込められているんだ。
「比近説ばざれば修遠を務むる無かれ」の使い方
「比近説ばざれば修遠を務むる無かれ」の例文
- 比近説ばざれば修遠を務むる無かれというし、まずは身近な人々との関係を大切にしよう。
- 新しい友達を作ることに集中して長年の友人を忘れがちだが、比近説ばざれば修遠を務むる無かれというから、古くからの友人との繋がりを大事にする。
- 世界進出もいいが、比近説ばざれば修遠を務むる無かれというのを思い出し、地元の顧客との関係を大切にする。
- 比近説ばざれば修遠を務むる無かれを実践すべく、身近な人との会話を大切にする。
- 海外支援は大事だが、比近説ばざれば修遠を務むる無かれというように国民から大事にしないといけない。
つまり、日常生活で接する機会の多い身近な人々との良好な関係を築くことを怠っているのに、遠く離れた人々との関係だけを重視するのは本末転倒だと教えているんだ。