「引く手数多」の意味(語源由来)
【ことわざ】
引く手数多
【読み方】
ひくてあまた
【意味】
仲間にしようとあちこちから誘いかける人の多いこと。ひっぱりだこ。
そういう人になれたら、自分も周りもハッピーにできるやろうな。でも、引く手数多の状態って、選択肢が多い分、どこに力を入れるかをしっかり考えないといけない場面もありそうやね。
【語源由来】
多くの人が袖を引いて誘うことから。
「引く手数多」の解説
「引く手数多」という言葉は、非常に人気があって、多くの人から求められる状態を表すね。文字通りには、「引っ張る手が多い」という意味で、あちこちから引っ張りだこの状態を表しているよ。これは、特定の人物がその能力や魅力で注目されていること、またはある物やサービスが大変人気があって、多くの人から欲しいと思われている状態を指すんだ。
たとえば、優秀なスポーツ選手やアーティスト、ビジネスマンなどが、複数のチームや会社、イベントからオファーを受けている状況や、特定の製品が発売されるやいなや、すぐに売り切れてしまうほどの人気ぶりを「引く手数多」と表現することがあるよ。
この言葉は、その人や物が持っている価値や魅力が広く認められている証拠でもあるね。しかし、引く手数多の状態は、関係者にとっては選択肢が多いというメリットがある一方で、どのオファーを受けるか、どのように対応するかという点で大きなプレッシャーも伴うんだ。だから、このような状況を上手く乗り切るためには、冷静な判断力と優れた交渉スキルが必要とされるよ。
「引く手数多」の使い方
「引く手数多」の例文
- 彼の才能は引く手数多で、大手企業から数多くのオファーが届いている。
- その新製品は発売前から引く手数多の状態で、予約注文が殺到している。
- 彼はスポーツ界で引く手数多の逸材とされ、複数のプロチームから関心を寄せられている。
- 最新の技術を駆使したこのアプリは引く手数多となり、多くの投資家が出資を申し出ている。
- 彼女の料理の腕前は引く手数多で、友人たちは彼女が開く料理教室のクラスにいつも熱心に参加している。
「引く手数多」の文学作品などの用例
引く手あまたの人気役者が、こんな不意気な女なぞを、しんからかれこれ思ってくれるとは、ほんとうとは思われませぬもの(三上於菟吉の雪之丞変化より)
この表現は、その人の能力や魅力が高く評価され、多方面から関心を寄せられる様子を表しているんだよ。