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【火打ち石、据え石にならぬ】の意味と使い方や例文(語源由来)

火打ち石、据え石にならぬ

「火打ち石、据え石にならぬ」の意味(語源由来)

意味

【ことわざ】
火打ち石、据え石にならぬ

「火打ち石」は、「燧石」とも書く。

【読み方】
ひうちいし、すえいしにならぬ

【意味】
小さなものでは大きなものの代わりにならないということ。

ことわざ博士
「火打ち石、据え石にならぬ」という表現は、特定の用途には適している小さなものも、別の大きな役割を果たすには適さないということを意味しているんだよ。
助手ねこ
へぇ、それはたしかにそうやな。つまり、「小さいものがいくら便利でも、それで大きな仕事はできへん」ってことやな。火をつけるのにはええけど、家を支える基礎にはなれへんってわけや。

これは、物事にはそれぞれ向いてることと向いてないことがあるってことを示してる言葉やな。全ての状況に万能なものはないってことやね。

【語源由来】
火打石は火をつけるには役立つが、家の土台の石にはならないことから。

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「火打ち石、据え石にならぬ」の解説

カンタン!解説
解説

「火打ち石、据え石にならぬ」という表現は、ある物事や人がある役割には適しているものの、全く異なる役割には適さないということを意味している言葉だね。ここで言う「火打ち石」とは、昔、火を起こすために使われた石のこと。一方、「据え石」とは、建物の基礎となる大きな石のことを指しているよ。

この表現は、火打ち石が火を起こす際には非常に便利で役立つものだが、建物を支える基礎石としてはその小ささゆえに全く役に立たないことから、大小や役割の適合性に関するたとえとして使われているんだ。つまり、どんなに便利で役に立つものでも、それが適している役割や場面に応じて使われるべきであり、全ての状況に適応できるわけではないという教訓を含んでいるよ。

このような表現は、人や物事をその能力や性質に応じて適切に評価し、使い分けることの重要性を示しているんだ。人にも物にも得意不得意があり、それぞれが最も力を発揮できる場所や役割があるということを思い出させてくれる言葉なんだね。

「火打ち石、据え石にならぬ」の使い方

健太
甥っ子に服を買いたいけど、どのサイズが良いかな。
ともこ
火打ち石、据え石にならぬっていうから、大きめが良いんじゃないの?
健太
大は小を兼ねるしね。
ともこ
小さいとどうしようもできないわよね。
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「火打ち石、据え石にならぬ」の例文

例文
  1. レンゲならラーメンスープもプリンも食べられるが、火打ち石、据え石にならぬようにコーヒースプーンではスープは食べにくい。
  2. 万能ナイフは小さいのにアウトドアでは万能だが、火打ち石、据え石にならぬように普段の料理では使いづらい。包丁の方が良い。
  3. 小さなかばんは容量が小さく、火打ち石、据え石にならぬ。大きいかばんが便利だ。
  4. 大きな靴なら中敷きや靴ベルトでなんとかできるが、火打ち石、据え石にならぬごとく、小さな靴は頑張っても履けない。
  5. 火打ち石、据え石にならぬというし、大きな家を建てて、家族構成の変化とともに中をフレキシブルに変えれるようにする。

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