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「不身持ちの儒者が医者の不養生をそしる」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
不身持ちの儒者が医者の不養生をそしる
【読み方】
ふみもちのじゅしゃがいしゃのふようじょうをそしる
【意味】
自分のことを棚に上げて、他の人の欠点を非難すること。


これは、自分の欠点をちゃんと見つめ直してから他人のことを言うべきやって教えてくれてる言葉や。他人を批判する前に、まずは自分の振る舞いを見直すことが大切やってことやね。
【語源由来】
品行の悪い儒学者が、不摂生をしている医者を非難するという意から。
【類義語】
・猿の尻笑い
・目糞鼻糞を笑う
・障子の破れ目から隣の障子の破れ目を笑う
「不身持ちの儒者が医者の不養生をそしる」の解説
「不身持ちの儒者が医者の不養生をそしる」ということわざは、自分も同じような欠点を持っているのに、他人の欠点を批判することを表しているんだ。
この言葉の中で「不身持ちの儒者」とは、自分の行動が儒学の教えに従っていない儒者、つまり自分のことをしっかりと管理できていない人のことを言っているよ。そして、「医者の不養生」とは、健康についての知識があるにも関わらず、自分自身の健康管理を怠る医者のことだね。
このことわざは、「自分の欠点は見ないで他人の欠点だけを批判する」という行動を批判していて、人は自分の欠点を直すべきだと教えているんだ。これは「自分のことを棚に上げる」とも言われるように、自分の問題を無視して他人の問題だけを指摘することを意味しているよ。
「不身持ちの儒者が医者の不養生をそしる」の使い方




「不身持ちの儒者が医者の不養生をそしる」の例文
- あの人は部下の遅刻を厳しく叱るけれど、自分自身はよく遅れてくる。まさに不身持ちの儒者が医者の不養生をそしるだ。
- 彼女は友人のファッションセンスをいつも笑っているが、自分の服装も人の目を引くタイプではない。これこそが不身持ちの儒者が医者の不養生をそしるというものだ。
- ダイエットのアドバイスをしている彼が、自分ではスナック菓子をやめられないのは、不身持ちの儒者が医者の不養生をそしるの典型例だ。
- 環境問題については人一倍厳しい意見を持つ彼が、自分の家ではリサイクルを全くしていないのは、不身持ちの儒者が医者の不養生をそしると言わざるを得ない。
- 部署でのチームワークの大切さを説く上司が、自分自身は協力的でないのを見ると、不身持ちの儒者が医者の不養生をそしるの言葉が浮かんでしまう。
























これは、「自分のことは棚に上げて」という言い回しに似ていて、自己の短所や失敗には目をつぶりながら、他人の欠点には厳しく言及する状況を批判的に描写しているよ。