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【冬来たりなば春遠からじ】の意味と使い方や例文(語源由来・英語訳)

冬来たりなば春遠からじ

「冬来たりなば春遠からじ」の意味(語源由来・英語訳)

意味
【ことわざ】

冬来たりなば春遠からじ

【読み方】

ふゆきたりなばはるとおからじ

【意味】

辛い時期を乗り越えれば、よい時期は必ず来るということ。

ことわざ博士
「冬来たりなば春遠からじ」ということわざは、厳しい冬の季節がやって来たら、それを乗り越えれば必ず春が訪れるという意味だよ。

これは、困難な時期を耐え抜けば、良い時期がやってくるという希望を表しているんだね。つらい状況が続いても、その後には必ず良いことが待っているという教えだよ。

助手ねこ
あー、それは心強い言葉やな。つまり、「寒い冬が来たら、それを我慢すれば春はすぐそこまで来てる」ってことやな。どんなにつらいことがあっても、その後には必ず良いことがあるって希望を持たせてくれるわけや。

長い冬を耐えれば、暖かい春が待ってるってことで、辛抱強く頑張ることの大切さを教えてくれてるんやね。

【語源・由来】

厳しい冬が来たということは、もうすぐ暖かい春がくるということ。イギリスの詩人、P.B.シェリーの詩「西風に寄せる歌(Ode to the west wind)」の一節「If Winter comes, can Spring be far behind?」という記述から。

パーシ・ビッシュ・シェリーは、1792年から1822年を生きたイギリスのロマン派詩人です。彼の著作には、詩だけでなく小説や劇、評論などがあります。また、後妻メアリー・シェリーは『フランケンシュタイン』の作者として知られてます。

【英語訳】
・If winter comes, can spring be far behind?

原文の「Winter」と「Spring」の頭文字が大文字なのは、冬と春を擬人化した上で詩として詠っていると考えられています。
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「冬来たりなば春遠からじ」の解説

カンタン!解説
解説

「冬来たりなば春遠からじ」という表現は、英国の詩人パーシー・ビッシュ・シェリーの詩「西風の賦」からの一節で、厳しい冬の時期が終われば、必ずや春が訪れるという希望のメッセージを伝えているんだ。この言葉は、困難な時期を乗り越えれば、良い時期がやってくるという意味で使われることが多いよ。

このことわざは、どんなにつらい状況にあっても、その後には必ず改善が見込めるという希望を与えるものだね。人々が挑戦や困難に直面したとき、耐え忍ぶことの大切さと、その先にある明るい未来を期待する心持ちを強調するために引用されることがよくあるよ。長い冬を耐え抜いて、温かく美しい春を待ちわびる気持ちを象徴しているんだ。

「冬来たりなば春遠からじ」の使い方

健太
大学の受験日まで後2ヶ月か。全くやる気が起きないんだよね。
ともこ
あとたった2ヶ月よ。膨大な勉強量だけど、毎日コツコツ頑張らないといけないと思うわ。
健太
分かっているんだけど、どうもね。頑張っていても意味があるのかな。
ともこ
もちろんよ。冬来たりなば春遠からじよ、今頑張れば明るいキャンパスライフが待っているはずだわ。
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「冬来たりなば春遠からじ」の例文

例文
  1. 冬来たりなば春遠からじというだろう。この辛さを乗り越えれば必ず報われるはずだ。
  2. 野球の練習がとてもきつくてやめたいけれど、冬来たりなば春遠からじ、もう少し我慢して頑張ってみよう。
  3. 冬来たりなば春遠からじといえど、あてもなくがむしゃらに辛い思いをしていると心が折れる。
  4. 彼は冬来たりなば春遠からじを信じ続け、ひたむきに努力している。

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