【ことわざ】
冬来たりなば春遠からじ
【読み方】
ふゆきたりなばはるとおからじ
【意味】
今は不幸な状況であっても、じっと耐え忍んでいれば、いずれ幸せが巡ってくるという事。
【語源・由来】
寒く厳しい冬が来たということは、暖かい春が目の前まで来ているという事から。
イギリスの詩人、パーシ・ビッシュ・シェリーの「西風に寄せる歌(Ode to the west wind)」の一節「If Winter comes, can Spring be far behind?」という記述から。
【類義語】
–
【対義語】
–
【英語訳】
・If winter comes, can spring be far behind?
原文の「Winter」と「Spring」の頭文字が大文字なのは、冬と春を擬人化した上で詩として詠っていると考えられています。
「冬来たりなば春遠からじ」の使い方

大学の受験日まで後2ヶ月か。全くやる気が起きないんだよね。

あとたった2ヶ月よ。膨大な勉強量だけど、毎日コツコツ頑張らないといけないと思うわ。

分かっているんだけど、どうもね。頑張っていても意味があるのかな。

もちろんよ。冬来たりなば春遠からじよ、今頑張れば明るいキャンパスライフが待っているはずだわ。
「冬来たりなば春遠からじ」の例文
- 冬来たりなば春遠からじだから、今が踏ん張りどころだ、頑張ろう。
- 冬来たりなば春遠からじというだろう。この辛さを乗り越えれば必ず報われるはずだ。
- 冬来たりなば春遠からじといえど、あてもなくがむしゃらに辛い思いをしていると心が折れる。
- 彼は冬来たりなば春遠からじを信じ続け、ひたむきに努力している。
パーシ・ビッシュ・シェリーは、1792年から1822年を生きたイギリスのロマン派詩人です。彼の著作には、詩だけでなく小説や劇、評論などがあります。また、後妻メアリー・シェリーは『フランケンシュタイン』の作者として知られてます。