【ことわざ】
古川に水絶えず
【読み方】
ふるかわにみずたえず
【意味】
旧家は衰えてもそう簡単には潰れないということのたとえ。また、基盤がしっかりしているものは、衰えてきてもたやすく滅びないという事。
【語源・由来】
古い川は涸れたように見えても、川底では水の流れがいつまでも続いているように、古くからの旧家はたとえ没落したとしても昔を忍ばせるような財産や宝物などが残っているものだという事から。
【類義語】
・大川に水絶えず
・大鍋の底は撫でても三杯
・腐っても鯛
・長者の跡は三年味噌臭い
【対義語】
–
【英語訳】
・an old establishment never lacks for customers
・there is never a lack of water in an old river
・old beliefs and traditions persist in a nation or society
「古川に水涸れず」と表すこともあります。
「古川に水絶えず」の使い方
隣の女子校は生徒の人数が年々減少して、もしかしたら廃校になるかもって噂聞いた?
そんな噂があるんだ。あの高校はこの地域では一番古くからある高校なのにね。廃校になってしまうなんて寂しいね。
まあでも、あくまで噂だけどね。実際は古川に水絶えずというから、そう簡単に無くならないと思うけど。
万が一廃校になったら、僕らの高校に転校してきてくれるのかな。それはそれで少し楽しみだけど。
「古川に水絶えず」の例文
- 古川に水絶えずというように、あの老舗の和菓子屋はいつまでも潰れずにいる。
- 古川に水絶えずとはいえど、さすがにこの不景気であの会社もダメージを受けた事だろう。
- 心配しなくても、古川に水絶えずだから我々の組織が消滅する事はないだろう。
- 古川に水絶えずといわんばかりに、しぶとく反映してきた結果が今のこの現状である。