「巫山の夢」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
巫山の夢
【読み方】
ふざんのゆめ
【意味】
男女の情交や密会のたとえ。
なるほどね、それはちょっとロマンチックやな。つまり、男女が密かに逢うことを、すごく美しいけどすぐ終わる夢にたとえてるんやな。
短いけど、心に残るような出会いやね。巫山の夢っていうからには、なんかほろ苦い感じもするわ。
【出典】
宋玉–高唐賦
【故事】
中国の戦国時代、楚の懐王が巫山にある高唐に遊んだ時、昼寝の夢の中で神女と契りを結んだ。神女は去る時に「朝は雲になり夕方は雨となって参りましょう」と言った。翌朝、王が巫山を見ると雲がかかっていた。
【スポンサーリンク】
「巫山の夢」の解説
カンタン!解説
「巫山の夢」という言葉は、男女の情交や密会を詩的に表現したものだよ。この表現は、中国の古典文学から来ていて、特に短くて美しい、一時的な恋愛の情景を描くのに使われることが多いんだ。
この言葉は、夢のように美しく、しかしはかない恋愛を象徴していて、まるで夢の中で起こる出来事のように現実離れしていて、短く終わる恋を意味することがあるよ。たとえば、映画や文学で、一夜限りのロマンスが描かれるときに、「巫山の夢のような出会い」と表現されることがあるね。それは、その恋がとても美しく、感動的だけど、すぐに終わってしまうことを表しているんだ。
「巫山の夢」の使い方
ねえ、聞いた?昨日の放課後、図書室でAさんとBくんが一緒にいたんだって。
え、本当?二人とも、いつもそんなに話してるとこ見たことないけど。
誰も近くにいなかったし、まるで巫山の夢みたいだったって。誰かが偶然見かけたんだって。
巫山の夢って、二人だけの秘密の時間みたいな?隠れて会わなきゃいけない理由でもあるのかな。
【スポンサーリンク】
「巫山の夢」の例文
- 彼は彼女との巫山の夢を夢見て、月明かりの下での再会を心待ちにしていた。
- 二人は誰にも知られずに会うため、巫山の夢のような秘密の時間を楽しんだ。
- 彼女が彼に語った巫山の夢の話は、彼の心に切ない憧れを生じさせた。
- 彼らの巫山の夢は短くも美しく、束の間の出会いが心に残る愛の思い出となった。
- あの夜、彼と彼女は巫山の夢を共にし、誰にも邪魔されることなく愛を育んだ。
この言葉は、中国の古典から来ていて、美しいがはかない夢のような出来事を意味しているんだ。特に、愛情の深いが短い交流を指すことが多いよ。