「瓢箪鯰」の意味(語源由来)
【ことわざ】
瓢箪鯰
「瓢箪で鯰を押さえる」「鯰で瓢箪を押さえる」「瓢箪で鯰」ともいう。
【読み方】
ひょうたんなまず
【意味】
とらえどころのないようす。言動があいまいで、要領を得ないこと。
へぇ、それはなかなかピッタリな表現やね。つまり、「すべる魚をつかもうとするみたいに、うまくいかへん」ってことかいな?瓢箪でなまずを押さえるなんて、そりゃあまあ、なかなか難しいやろうし、そんな感じで要領を得ない人や事態を指すんやね。どっちかっていうと、ちょっとややこしい状況や人のことを言うときに使う言葉やな。
なかなか上手いこといかない、捉えどころがないって意味で、いろんな場面で使えそうやわ。
【語源由来】
丸くて表面が滑らかなひょうたんで、ぬるぬるしたナマズをおさえようとしてもできないことから。
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「瓢箪鯰」の解説
カンタン!解説
「瓢箪鯰」という表現は、「瓢箪で鯰を押さえる」という言葉から来ていて、すべりやすくてつかみどころのない鯰(なまず)を、柔らかくて形の定まらない瓢箪で捕まえようとすることから、とらえどころのない様子や、要領を得ない様子を表しているんだよ。また、そんな性質の人を指す時にも使われる言葉なんだ。
たとえば、話がコロコロ変わってよくわからない人や、予測不能な行動をする人のことを指して「瓢箪鯰のような人」と表現することがあるよね。その人の考えや行動が、なかなか理解しにくい、つかみどころがないという意味で使われるんだ。
この言葉からは、人や物事には、簡単に理解や予測ができない複雑さや不確実性があることを受け入れる必要があるという教訓を学ぶことができるね。また、すべての人や状況を一つの視点や方法で捉えようとするのではなく、柔軟な思考やアプローチが必要だということも教えてくれているんだよ。だから、予測不可能な人や状況に直面した時は、さまざまな角度から理解を深める努力をすることが大切なんだ。
「瓢箪鯰」の使い方
おい、聞いた?最近、新しく転校生が来たらしいぞ。
うん、聞いたよ。でも、その転校生、ちょっと瓢箪鯰みたいなんだって。
捉えどころがないの?話していても要領を得ない感じなの?
その通り!話があちこちに飛ぶから、何を言いたいのかよくわからないんだって。でも、そういう人って、意外と魅力的だったりするからね。新しい友達になれるかもね。
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「瓢箪鯰」の例文
- 彼の話はいつも瓢箪鯰で、結論がどこにあるのか掴みづらい。
- このプロジェクトの進行状況を説明されても、全体像が瓢箪鯰で理解しづらい。
- 瓢箪鯰な彼女の行動は、予測もつかないほど変わりやすい。
- その新しい理論はまだ瓢箪鯰で、多くの研究者が手を焼いている。
- 彼は面接で瓢箪鯰な回答を繰り返し、面接官を困惑させた。
また、この表現は、そういう性質の人を指して使われることもあるんだ。どうにもこうにも捕まえられない、扱いにくいという意味合いで使われる言葉なんだ。