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「古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為る」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為る
【読み方】
こぼすかれてたとなりしょうはくくだかれてたきぎとなる
【意味】
世の移り変わりが激しいこと。
「古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為る」は、以前は重んじられていたものや場所が、時代の流れとともにその価値や役割を失い、新しい目的や役割に変わっていく様子を示していることわざだよ。
時代の移り変わりって、本当に予想外の方向に進んでいくことがあるやんな。
昔は大切だったものや場所も、今はもう違う役割を持ってることがよくあるわけや。このことわざは、その変わりゆく時代をうまく表してるんやな。
【語源・由来】
古い墓は開墾され農地になり、植えてあった松や柏は薪にされる意から。
【出典】
「文選」の詩「古詩十九首」
【類義語】
・桑田変じて滄海となる
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「古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為る」の解説
カンタン!解説
「古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為る」っていう言葉はね、時が経つと、すごく大切に思っていたものや、尊重されていたものまでが変わってしまう、あるいは使われてしまうことを示してるんだよ。
例えば、長い間大切にされてたお墓が、時間がたったら、田んぼに変わってしまったり、長い間立っていた大きな松や柏の木が、切り倒されて薪に使われてしまうことを言ってるんだ。
この言葉は、世の中がどんどん変わっていって、昔は大切だと思われていたものも、今はもうそう思われないことがある、っていうことを教えてくれるんだ。時代や状況によって、価値観が変わってくることがあるから、それに柔軟に対応していくことが大切だね。
「古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為る」の使い方
ちょっと前まで草むらだったのに、ビルが建ち並んでいるね。
古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為るね。
再開発の波は止まらないから、まだまだ変わっていくんだろうね。
どんな街になるんでしょうね。
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「古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為る」の例文
- インターネットができてから、古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為るようにこの世の変化は激しくなった。
- 古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為るみたいな世の中なのに、日本の憲法は昔のままだ。
- 年寄りには生きにくい世の中だ。古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為るように変化が激しすぎてついていけない。
- 古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為るような変化のスピードがはやい世の中なので、経営者も時代とともに変化していかねば生き残れない。
- 当初マイナンバーカードは人に見せてはいけないと言われていたのに、何だか緩くなっている。古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為るで、時代も制度も変化がはやくて困る。