「小舟の宵ごしらえ」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
小舟の宵ごしらえ
【読み方】
こぶねのよいごしらえ
【意味】
手回しが良すぎて準備が早いこと。大げさすぎること。
つまり、「ちょっとやりすぎやろ」とか「早すぎるんちゃう?」っていうことを表す言葉なんやな。時と場合によっては、ほどほどの準備が一番やってことを教えてくれるんやろな。
【語源・由来】
すぐに船出できる小舟なのに前の晩から船出の準備をするという意から。
【類義語】
・暮れぬ先の提灯
・なめくじの宵から出し
・塩辛を食おうとて水を飲む
【対義語】
・火事あとの火の用心
・葬礼帰りの医者話
「小舟の宵ごしらえ」の解説
「小舟の宵ごしらえ」っていう言葉はね、何かを始める前に、ちょっと早すぎるくらい、または大げさに準備をしてしまうことを言うんだ。
考えてみて、小さい船を出すのに、前の晩からもう準備を始めるって、ちょっと早くない?それがこの言葉の由来なんだよ。小さな船のために、前の夜からもうバタバタと準備をするのは、ちょっとやりすぎじゃないかっていうのが、この言葉の意味。
つまり、この言葉は、時にはちゃんと待って、タイミングを計って行動するのも大切だよ、という教えを伝えているんだよ。
「小舟の宵ごしらえ」の使い方
「小舟の宵ごしらえ」の例文
- 社長の行動を予測してタクシーも店も予約が済んでいるの?小舟の宵ごしらえだな。
- オイルショックの経験から、あの年代の人は紙不足の情報が流れると我先にと大量にトイレットペーパーを買い込むが、小舟の宵ごしらえだ。
- 外出するのを予想して愛犬は散歩用リードを加えて玄関で待機しているが、まだ行かないし悪いけど小舟の宵ごしらえだよ。
- キャンプに行ってみたいねという話をしただけなのに、キャンプグッズを買ってくるなんて小舟の宵ごしらえじゃないか。そこまで準備されると有休をとるしかなくなった。
- 私がお茶を飲むと思って用意してくれてたの?でも、用意が早すぎてぬるくなっているね。これぞ小舟の宵ごしらえというやつだ。