「乞食に朱椀」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
乞食に朱椀
【読み方】
こじきにしゅわん
【意味】
身分不相応なものを所持すること。
「乞食に朱椀」とは、貧しい乞食が高価な朱の椀を持っているような状況を描いていて、何かが場違いである、または身分や立場に合わないものを持っている状況を意味する言葉だよ。
うん、たとえば、とってもシンプルな服を着ている人が高級ブランドのバッグを持ってるとか、そういう感じのギャップや違和感を表現する言葉やね。
やっぱり、自分のスタイルや身分に合ったものを選ぶのが一番大切やな。
【語源・由来】
乞食が立派な朱塗りの椀を持っているということから。
【類義語】
・乞食に赤椀
・乞食に膳椀
・駄賃馬に唐鞍
・乞食に箔椀持たせる
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「乞食に朱椀」の解説
カンタン!解説
「乞食に朱椀」という言葉はね、想像してみて、道でお金をもらおうとしている人(乞食)が、すごく立派な赤いおわん(朱椀)を持ってるって変でしょ?それがこのことわざの意味なんだよ。これは、その人やその物にとってちょっと似合わない、あるいは普通では考えられないような状況やものを指して使うんだ。
例えばね、学校の制服を着てるのに、すごく高級な宝石のネックレスをしてる子がいたら、ちょっと似合わないよね。そういう、ちょっと場違いなものや状況を表す時に使う言葉なんだ。
要するに、この言葉は「場所や人に合わないものや状況」っていう意味を持ってるんだね。
「乞食に朱椀」の使い方
健太くん。その腕時計は何?
あの有名なロレックスだよ。
乞食に朱椀よ。学生の身分で、そんなのどうやって買ったの?
おじいちゃんのを借りてきたんだ。いまごろ「無い!」って大騒ぎかもね。
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「乞食に朱椀」の例文
- 彼はポルシェを購入したようだが、乞食に朱椀で相当無理したはずだ。
- それはもしかしてヴィトンの鞄?乞食に朱椀だな。
- 1万円札は僕にとって乞食に朱椀。5千円札が財布に入っているだけでドキドキする。
- その靴は数十万するやつだよね。乞食に朱椀じゃない?しかも田舎道で泥だらけになるんだよ。
- 浪人生にスマホは乞食に朱椀だ。一切の娯楽を禁ず。