「南枝の悲しみ」の意味(出典)
【ことわざ】
南枝の悲しみ
【読み方】
なんしのかなしみ
【意味】
ふるさとから離れて暮らす悲しみ。
なるほど、それは切ない表現やな。「故郷から離れてると、やっぱり心にポッカリ穴が開いてしまう」ってことやな。
自分の根っこがある場所から遠く離れると、どうしても寂しくなるんやね。これは遠くでがんばってる人たちに寄り添う言葉やな。故郷の温もりを忘れずに、頑張っていこうって思わせてくれる言葉や。
【出典】
「何孫」の「韋司馬を送りて別る」
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「南枝の悲しみ」の解説
カンタン!解説
「南枝の悲しみ」っていう言葉はね、自分の生まれたところや育った場所からとても遠く離れた場所に住んでいる時の寂しさや悲しさを表しているんだよ。
「南枝」とは、南の方向に伸びている木の枝のことを言っていて、ここでは遠く離れた場所を意味しているんだ。出典は、「何孫」という人が書いた詩から来ているんだよ。
たとえばね、お父さんやお母さんの仕事の関係で、ほかの国や遠くの町に引っ越さなければならなくなった時、友達や親戚と離ればなれになるのはとても悲しいよね。そんな時の気持ちを「南枝の悲しみ」と表現するんだ。
つまり、「南枝の悲しみ」は、故郷を離れて暮らすことの寂しさや悲しさを表している言葉なんだよ。
「南枝の悲しみ」の使い方
おじいちゃんと一緒に暮らすことになったんだ。
にぎやかになるわね。
南枝の悲しみで元気がなくて心配なんだけどね。
ホームシックね。孫と一緒の方が幸せって思ってもらえるといいわね。
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「南枝の悲しみ」の例文
- 故郷がダムの底に沈み、もう戻れないため南枝の悲しみを抱く。
- 3年間の海外留学で、南枝の悲しみを感じる反面、もっとこの国に居たいという気持ちもある。
- 両親が離婚して生まれ育った土地を離れることになり、南枝の悲しみに苛まれる。
- 南枝の悲しみに苦しんでいたが、気の合う友人ができて悲しみが薄らぐ。
- 東京生まれ東京育ちで、故郷から離れることも離れる予定もなく、南枝の悲しみを感じたことがないし、郷愁の思いというものが分からない。
これを使って、故郷を離れて遠くの地で生活している人の寂しさや悲しさを表現するんだよ。