「夏歌う者は冬泣く」の意味(語源由来)
【ことわざ】
夏歌う者は冬泣く
【読み方】
なつうたうものはふゆなく
【意味】
働ける時期に働かないものは、後で生活に困るということ。
そうだね、先を見越して準備や努力を怠らないことが大切やな。
今の楽しさに夢中になって、後のことを忘れると後悔することがあるから、バランスを取ることが重要だね。
【語源由来】
身体を動かしやすい夏に歌を歌って遊んでいると、凍える冬に食べるものもなく泣くことになるということから。
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「夏歌う者は冬泣く」の解説
カンタン!解説
「夏歌う者は冬泣く」っていう言葉、これは、ちゃんと時期に合わせて必要なことをしなかったら、後で大変なことになるよ、っていう教えなんだ。
考え方としては、例えば、夏休みの間に宿題を全然やらなかった子が、夏休みの最後の日に一気に宿題をやろうとして、大変な思いをする、っていうのと似ているよ。
「夏歌う者は冬泣く」の場合は、夏の間にちゃんと働かずに、のんびりと歌だけ歌って遊んで過ごした人は、冬になると、寒さや食べ物が足りなくて困っちゃう、っていうことを言ってるんだ。つまり、ちゃんとその時期にやるべきことをサボったら、後でその結果が返ってきて大変な目にあう、ってこと。
だから、先を考えて、ちゃんとその時期にやるべきことはやった方がいいよね。後で困ることがないようにするためにも。
「夏歌う者は冬泣く」の使い方
健太くん。働かないの?
預金の利子だけで生きていけるし、この好景気を謳歌しないともったいないじゃない。
夏歌う者は冬泣くというわよ。不景気になったら苦労するわよ。
その時のことはそうなった時に考えるよ。僕は今を生きる男さ。
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「夏歌う者は冬泣く」の例文
- 売り手市場だからと油断していてコロナ禍で急激に景気が冷え込み、夏歌う者は冬泣くような学生が多かった。
- 夏歌う者は冬泣くことにならないよう、老後の資金をためておく。
- アリとキリギリスのお話は、働き者のアリと夏歌う者は冬泣くキリギリスの話しである。
- 学生のうちに勉強しておかないと、夏歌う者は冬泣くように後悔することになる。年老いてからも学び直しは可能だが、脳が衰え、倍以上の時間がかかってしまう。
- あれほど夏歌う者は冬泣くと警告したのに「困窮しているから助けてくれ」だなんて、遊びほうけたつけが回ってきたんだろう。
季節の変わり目や環境の変化を前にして、適切な準備や努力が必要だと教えてくれることわざだね。