「逃ぐるをば剛の者」の意味(類義語)
【ことわざ】
逃ぐるをば剛の者
【読み方】
にぐるをばごうのもの
【意味】
戦いでは犠牲は避けられないものだが、無駄な犠牲を生むより相手に勝ちを譲り逃げる者が本当の強者だ。
「逃ぐるをば剛の者」という表現は、本当に強い人間は、戦いで無意味な犠牲を避けるために、いつ戦いから退くべきかを知っているということを伝えているんだよ。
ああ、それで「逃ぐるをば剛の者」かいな。つまり、ただ闘うだけが強さちゃうってことやね。本当に強い人は、無駄な争いは避けて、必要ならば逃げる勇気も持ってるってことやな。
勝つためには戦わなアカン時もあるけど、どうにもならん時はさっさと退くのもまた賢い選択やってことや。それが、ほんまの強さってわけや。
【類義語】
・逃げるが勝ち
・負けて勝つ
・逃ぐるが一の手
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「逃ぐるをば剛の者」の解説
カンタン!解説
「逃ぐるをば剛の者」というのは、本当に強い人というのは、戦いで無意味な犠牲を出すことなく、必要な時には負けを認めて撤退する勇気がある人のことを言うんだ。
戦いっていうのは、いつも勝つことだけが大事なわけじゃないんだよ。時には、戦いをやめることが、もっと賢い選択かもしれない。それは、これ以上戦っても何も良いことがない、もしくはもっと大事なことがあるって判断ができるからなんだ。
たとえば、スポーツで言うと、ケガをしているのに無理をして試合に出るよりも、ケガを治してから全力で戦う方がずっと良い結果につながることがあるよね。それと同じで、何のために戦っているのかをしっかり考えて、無駄な戦いはしないことが、本当に強い人の証なんだ。
このことわざは、見かけの強さだけじゃなくて、心の強さや賢さも大事だってことを教えてくれる言葉なんだよ。だから、勇気を持って戦うことも大事だけど、勇気を持って撤退することもまた、とても大事なんだね。
「逃ぐるをば剛の者」の使い方
夏休み明けに学校に行きたくないな。
いじめっ子がいるもんね。
行かなかったら負けかな。
逃ぐるをば剛の者、負けるが勝ちっていうわよ。いじめっ子と戦うことが正解じゃないわ。
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「逃ぐるをば剛の者」の例文
- 強国相手に勝つまで戦争を続けると宣言しているが、逃ぐるをば剛の者というから、国民のために停戦することも考えるべきだ。
- 逃げるが恥だと思わないで。逃ぐるをば剛の者で、誰もあなたを笑わない。
- 戦って勝つことだけが強さではなくて、逃ぐるをば剛の者というように退くという英断ができることもまた強さである。
- 強大な相手と戦うと無傷ではいられないし、逃ぐるをば剛の者のごとく逃げることが、将来的に勝利につながることもある。
- 逃ぐるをば剛の者というから、迷わず逃げる選択をする。