「女房は貸すとも擂粉木は貸すな」の意味
【ことわざ】
女房は貸すとも擂粉木は貸すな
「女房は貸しても砥石は貸すな」ともいう。
【読み方】
にょうぼうはかすともすりこぎはかすな
【意味】
すりこぎのような使うと減るものは人に貸してはいけない。
「女房は貸すとも擂粉木は貸すな」という言葉は、使うと減ってしまうものは、他人に貸してはいけないという教訓を含んでいるんだよ。
へぇ、そういうことか。つまり、「使えば使うほど減るものは、他人に貸すんじゃない」ってことやな。すりこぎみたいに、使うことで少しずつなくなるようなものは、他人に貸すと自分が損するってことやな。
物理的にも価値的にも減少するものを、他人に貸すのは避けた方がええってことを教えてくれる言葉や。
【語源由来】
前よりもよい女房をもつことは難しいという意から。
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「女房は貸すとも擂粉木は貸すな」の解説
カンタン!解説
「女房は貸すとも擂粉木は貸すな」の使い方
健太くん。消しゴムを貸して。
女房は貸すとも擂粉木は貸すなっていうから貸せないな。
消しゴムくらいいいじゃない。
消しゴムを貸してしまったら、なし崩し的に他のものも貸すことになって目減りするだろう。
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「女房は貸すとも擂粉木は貸すな」の例文
- トイレは貸すけど、女房は貸すとも擂粉木は貸すなというからトイレットペーパーは貸さないよ。
- 女房は貸すとも擂粉木は貸すなというし、この家を賃貸に出すのはやめよう。ボロボロにされてはかなわん。
- 困っているようだから何とかしてあげたいけど、女房は貸すとも擂粉木は貸すなっていうから醤油は貸すわけにはいかない。
- 女房は貸すとも擂粉木は貸すなっていうけど、情けは人の為ならずだから、貸すのもやぶさかではない。
- 人に貸すと価値が下がるものは自分が損するだけだから、女房は貸すとも擂粉木は貸すなのごとく貸さないことにしている。