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【鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る

「鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る」の意味(出典・語源由来)

意味

【ことわざ】
鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る

【読み方】
にわとりさむうしてきにのぼり、かもさむうしてみずにいる

【意味】
同じ条件下でも、特性次第で違う行動をとる。

ことわざ博士
「鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る」という言葉は、異なるものはそれぞれ固有の性質や習慣に従って行動するという意味を持っているんだよ。
助手ねこ
ほんなら、それは面白いたとえやな。つまり、「違うものはそれぞれ違う対応をする」ってことやな。鶏と鴨のように、それぞれ固有の性質や習慣に基づいて行動するんやな。

異なる生き物や事物が、自分に合った方法で問題に対処することを教えてくれる言葉や。物事にはそれぞれ適した対応があって、それが自然なんやな。

【出典】
禅林類聚ぜんりんるいじゅう

【語源由来】
寒くなると鶏は、地面より暖かい樹に登り、鴨は地上よりも暖かい水の中に入るという意から。

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「鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る」の解説

カンタン!解説
解説

「鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る」ということわざは、異なる生き物がそれぞれの性質や習性に基づいて行動することを表しているんだ。この言葉は、鶏が寒いときに木に登る行動と、鴨が寒いときに水に入る行動を例にして、それぞれの生き物が自分の本能や特性に従って異なる対応をすることを示しているんだね。

このことわざは、同じ状況でも異なる生物や人々がそれぞれの性質や状況に応じて異なる方法で対処するという事実を指摘しているよ。例えば、鶏は寒さから身を守るために高い場所に登り、鴨はその防水性の羽で水中に入ることで寒さをしのぐんだ。

「鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る」ということわざは、物事には一つの正解があるわけではなく、状況や個体によって最適な解決策が異なることを教えてくれるんだ。つまり、それぞれの特性や状況を理解し、適切な行動を取ることの重要性を示しているんだね。

「鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る」の使い方

健太
雪が降ってきたよ。
ともこ
鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入るように、犬は庭を駆けまわり、猫はこたつで丸くなる季節ね。
健太
僕も家の中で丸くなる。
ともこ
子供は風の子。外で遊びなさいよ。
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「鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入る」の例文

例文
  1. 急激な円安で日本人は海外旅行を控えるようになるが、鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入るように海外の人はこぞって日本に足を運び買い物をする。
  2. 夜になると健太くんはやおら動き始め、鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入るみたいにともこちゃんは眠る。
  3. 京都入りして、鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入るごとく、寺院好きの健太くんははしゃぎ、興味がないともこちゃんはうんざりした顔でスマホばかり見ている。
  4. 賢い人はピンチをチャンスととらえるが、鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入るように愚かな人はピンチはこの世の終わりと絶望する。
  5. お金持ちは10万円をもらうと、これをどうやって1000万円に増やすかを考えるが、鶏寒うして樹に登り、鴨寒うして水に入るみたいに貧乏人は喜んで一瞬で使いきる。

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