「山雨来らんと欲して風楼に満つ」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
山雨来らんと欲して風楼に満つ
【読み方】
さんうきたらんとほっしてかぜろうにみつ
【意味】
よくないことが起きそうな不穏な雰囲気のこと。
「楼」は、高い建物。高殿。
「山雨来らんと欲して風楼に満つ」とは、何か大きな出来事や変化が訪れる前の兆候や予兆を意味することわざだよ。
そうだね。人々は日常の中で、さまざまな出来事の前触れや予感を感じ取ることがあるんや。
このことわざは、それらの予感や前兆を大切にし、注意深く観察することで、未来の出来事や変化を予測する力を持つことを伝えてくれているんやな。
【出典】
「許渾」の「咸陽城東樓」
【語源・由来】
山の雨が降る時、前触れの風が高楼いっぱいに吹き込む意から。
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「山雨来らんと欲して風楼に満つ」の解説
カンタン!解説
「山雨来らんと欲して風楼に満つ」っていう言葉は、ちょっと難しそうだけど、簡単に言うと、大きな出来事や変わり目が起こる前に、何か違うなと感じるような前兆やサインが現れることを表しているんだよ。
これは、詩人の許渾(Xǔ Hún)が書いた「咸陽城東楼詩」から来ていて、具体的には、山から雨が降ってくる前に、高い場所に風が強く吹きつけるという自然の現象を表しているんだ。この風が、雨が近づいてきているサインみたいなものなんだね。
だから、この言葉を使うと、何か大きな変化や出来事が起こる前に、ちょっとした異変やサインを感じ取ることができる、という意味になるんだ。例えば、友達の様子が最近変だなと感じると、何か大きな悩みや問題があるのかもしれない、と気づくことができるってことだよ。
「山雨来らんと欲して風楼に満つ」の使い方
急に気温が下がって強風が吹き始めたね。
山雨来らんと欲して風楼に満つね。ゲリラ豪雨の前触れだわ。
ゲリラ豪雨なの?僕は何か不吉な前兆かと思ったよ。
ゲリラ豪雨で家が流されることもあるから十分不吉の前兆だわ。
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「山雨来らんと欲して風楼に満つ」の例文
- 何だかきな臭くなってきて、世の中に山雨来らんと欲して風楼に満つ。
- 先生のあの仕草はやばい。山雨来らんと欲して風楼に満つというが、キレる前触れだ。
- 山雨来らんと欲して風楼に満つ気配に、なんだか背筋が凍るようだ。
- 周囲があわただしくなり、山雨来らんと欲して風楼に満つ。
- 山雨来らんと欲して風楼に満つと、子供はいち早く察知して泣き出す。