「精げの中の籾」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
精げの中の籾
【読み方】
しらげのなかのもみ
【意味】
よりすぐりの物の中に悪いものが混入していることのたとえ。
どんな集団にも品質の劣るものがあることを示してるんや。完璧を求めるよりも、実際の品質を見極めることが大事やな。
【語源・由来】
精米した米の中に混ざったもみごめの意から。
【類義語】
・餅の中の籾
・粟の秕あるが若し
【対義語】
・砂の中の黄金
「精げの中の籾」の解説
「精げの中の籾」ということわざは、選りすぐりの中にも不良品や問題が混じっているという意味を持っているんだ。ここでの「精げ」とは精白された米を指し、「籾」とは脱穀される前の外皮に包まれた米のことを意味しているんだね。
この表現は、たとえ良質なものの中にも、必ずしも全てが完璧ではなく、一部には質の低いものや問題が存在することを示しているよ。例えば、厳選されたグループや商品の中にも、時には基準を満たさないものや欠陥があることを意味しているんだ。
「精げの中の籾」ということわざは、どんなに注意深く選んだり、良いものを集めようとしても、完全に不良品を排除することは難しいという現実を教えてくれるんだ。つまり、どんな状況でも完璧を求めることの難しさを示しているんだね。
「精げの中の籾」の使い方
「精げの中の籾」の例文
- 百貨店は目利きのバイヤーが選んだ品を売っているが、その中に稀に精げの中の籾がある。
- 精げの中の籾をどうにかしないと、周囲に悪影響を及ぼす。
- 粗悪品が混ざると消費者の信用を損なうので、精げの中の籾を見つけなくてはいけない。
- ここにあるべきではないものが混ざっている。まるで精げの中の籾だな。
- 精げの中の籾のせいで、他の良いものも悪く思われ台無しになる。