「死して義ならざるは勇に非ざるなり」の意味(出典)
【ことわざ】
死して義ならざるは勇に非ざるなり
【読み方】
ししてぎならざるはゆうにあらざるなり
【意味】
道に外れたことで死ぬのは本当の勇気ではないということ。
道を外れた行動で命を失うことは、本当の意味での勇敢さとは違うっていうわけやね。
【出典】
「春秋左氏伝」
「死して義ならざるは勇に非ざるなり」の解説
「死して義ならざるは勇に非ざるなり」っていう言葉は、ちょっと難しいけど、「正しい道から外れたことで死んでしまうのは、本当の勇気じゃないよ」って意味なんだ。
例えばね、誰かを助けるために危険なことをして、それで命を落としてしまったとしたら、それはとても勇気のある行動だよね。でも、ただ危ないことをしてみたかっただけで、人の役に立っていないのに命を失ってしまったら、それは本当の勇気とは言えないんだ。
「義」っていうのは、正しいこと、道徳的に正しい行動っていう意味だよ。「勇」は勇気のこと。だからこの言葉は、「本当の勇気っていうのは、ただ危険なことをすることじゃなくて、正しいこと、人の役に立つことをする勇気のことを言うんだよ」と教えてくれている言葉なんだよ。
「死して義ならざるは勇に非ざるなり」の使い方
「死して義ならざるは勇に非ざるなり」の例文
- お国のためと死に急ぐのは親不孝でしかない。死して義ならざるは勇に非ざるなりだ。
- 峠を攻めにいって彼はカーブを曲がり切れずに亡くなったが、死して義ならざるは勇に非ざるなりだ。交通安全を守れない人間は運転してはいけない。
- 彼はこの国を正しくすると宣言して、政治家を亡き者にし自死したが、死して義ならざるは勇に非ざるなりという。もっと違う方法があったはずだ。
- 死して義ならざるは勇に非ざるなりというように、仲間の名誉のためと言って敵チームと抗争を起こすのを勇気や正義と勘違いしてはいけない。
- 道に外れたことをすれば死して義ならざるは勇に非ざるなりといい、決して英雄にはなれない。
つまり、ただ危険を冒すだけでなく、その行動が正しいと信じられる道に従っていなければ、それは本当の勇気ではないってことだね。