「咫尺を弁せず」の意味
【ことわざ】
咫尺を弁せず
【読み方】
しせきをべんせず
【意味】
至近距離のこともわからないということ。至近距離でも視界が悪いということ。
「咫尺」は、中国、周の長さの単位。「咫」は八寸で、女子の指十本の幅。「尺」は十寸で、男子の指十本の幅。ともに短い距離のたとえ。
「咫尺を弁せず」という言葉は、咫尺とは非常に近い距離を意味していて、とても近くにあるのにも関わらず、それが見分けられないという状況を表しているんだよ。
おお、それはちょっともったいない話やな。目の前にあるのに、それが何かわからへんってことやんな。
ちょっとしたことで見違えちゃってるのかもしれへんし、もっとよく見る必要があるってことやな。物事はちゃんと見なあかんねんて。
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「咫尺を弁せず」の解説
カンタン!解説
「咫尺を弁せず」っていう言葉はね、「とても近くにあるのに、それをちゃんとわかっていない」っていう意味なんだよ。ここで言う「咫尺」っていうのは、本当に手の届くくらいの近い距離ってこと。
例えばね、友達がすぐ隣にいるのに、その友達がどんな気持ちでいるのか全然気づかなかったりすることがあるよね。それが「咫尺を弁ぜず」って状態なんだ。
この言葉は、物事や人との関係がとても近いところにあっても、それに気づかないでいるっていうことを言っていて、もっと周りに注意を払ったり、大切なものを大切にしようって教えてくれているんだね。
だから、「咫尺を弁せず」って言葉は、私たちが普段どれだけ大切なものや人を見落としているかってことを思い出させてくれる言葉なんだよ。
「咫尺を弁せず」の使い方
今日は黄砂がすごいね。
咫尺を弁せずだから気をつけないとね。
中国を緑化して、黄砂をどうにかできないのかな。
中国の技術力なら何とかできそうだから、一刻も早く対策してほしいわよね。
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「咫尺を弁せず」の例文
- 老眼で咫尺を弁せず。かといって遠くも見えず。
- 猛吹雪で咫尺を弁せずだ。これがホワイトアウトというやつか。
- 濃霧で咫尺を弁せず、近くにいたはずのともこちゃんの姿を見失った。
- 火災の煙で咫尺を弁せず出口を見失い、一酸化炭素中毒で亡くなった。
- 視界不良で咫尺を弁せずドライブを諦める。