「死生命あり」の意味(出典)
【ことわざ】
死生命あり
【読み方】
しせいめいあり
【意味】
人の寿命は運命で決まっていて、人にはどうすることもできないということ。
だから、与えられた人生を一生懸命生きるしかないわけやな。ありがたいお話やで。
【出典】
「論語」
「死生命あり」の解説
「死生命あり」っていう言葉はね、「論語」という古い本の中に出てくる言葉で、「生きることと死ぬことは、天が決めることで、それは人間の力ではどうにもできないんだよ」って教えてくれているんだ。
「天命」という言葉を使って、生きることも死ぬことも、全部天が決めていて、人間はそれに従うしかないって言っているんだね。
例えばね、とっても頑張っている人でも、病気になってしまったり、急に事故にあったりして、予想もしなかったことで命を失ってしまうことがあるよね。その逆に、病気や事故で危ない状態になっても、なんとか生き延びることができる人もいるんだ。これは全部、人間の力ではどうにもできない天が決めることなんだって教えてくれているの。
だから、「死生命あり」って言葉は、人生には予測できないことがたくさんあるけど、それは天が決めることで、私たちはその流れに身をまかせて生きていくしかないんだよっていうことを伝えているんだね。
「死生命あり」の使い方
「死生命あり」の例文
- 余命宣告されたが、死生命ありとあきらめ、残された日々を楽しく生きる。
- 死生命ありというからいつ死ぬか分からない。明日死んでも悔いのないようにする。
- 病気じゃなくても事故で死ぬこともある。死生命ありだから、毎日を全力で過ごすしかない。
- あの医者はゴッドハンドだが、死生命ありなので寿命を延ばすことはできない。
- 死生命ありといい、彼はここで亡くなる運命だったんだ。