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【四鳥の別れ】の意味と使い方や例文(出典・故事)

四鳥の別れ

「四鳥の別れ」の意味(出典・故事)

意味【ことわざ】
四鳥の別れ

「四鳥離別」ともいう。
【読み方】
しちょうのわかれ

【意味】
親子の悲しい離別のこと。

ことわざ博士
「四鳥の別れ」という表現は、親子の別れがどれほど悲しいかを伝える言葉だよ。

親鳥が子鳥を巣立たせる時の切なさを表しているんだ。

助手ねこ
そうやな、それはまるで親が子供を成長させて、一人立ちさせなあかん時のことを言うんやな。

えらい切ないけど、それが親の役割ってもんやろうな。子供が巣立つのは寂しいけど、それが子供のためやし、親としては応援してやらなあかんのやな。

【出典】
孔子家語こうしけご

【故事】
中国の桓山かんざん の鳥が4羽の子を生んだ。成長して飛び立つとき、母鳥が嘆き悲しんで見送ったという。孔子がある朝悲鳴のような鳴き声をきいて弟子の顔回に尋ねた時、顔回はこの母鳥の例をあげて「その母鳥と同じ、子供と別れる母親の泣く声でしょう」と答えたが、はたして、父親が死んで我が子を売らなければならなくなった母親の泣き叫ぶ声であったという。

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「四鳥の別れ」の解説

カンタン!解説
解説

「四鳥の別れ」っていう話はね、中国の「かんざん」っていう山に住んでいたお母さん鳥が、4羽の子供たちを育てたんだけど、子供たちが大きくなって、それぞれ違う場所に飛んで行ってしまう時のことを話しているんだよ。

お母さん鳥は、子供たちが遠くへ行ってしまうのがとっても悲しくて、泣いてしまったんだって。これは、「孔子家語」っていう本に書いてあるお話しなんだ。

だから、「四鳥の別れ」っていうのは、親と子供が離ればなれになる時の悲しい気持ちを表している言葉なんだよ。親は子供が自立して、遠くへ行ってしまうのは嬉しいけれども、同時にとても寂しいと感じるんだね。それを「四鳥の別れ」っていう言葉で表しているんだよ。

「四鳥の別れ」の使い方

健太
兄さんが県外の大学に入学したんだ。
ともこ
四鳥の別れだったでしょう。
健太
母さんが今生の別れのように号泣していたんだ。
ともこ
交通網が発達して、昔よりすぐに会いに行けるんだけどね。
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「四鳥の別れ」の例文

例文
  1. この子が生まれたときは、四鳥の別れを経験する日が来るとは思わなかった。
  2. 四鳥の別れなんて湿っぽいのは嫌だ。
  3. 息子が徴兵され、四鳥の別れでつらい。
  4. 頑固な主人が子供を勘当し、想定外の四鳥の別れとなった。
  5. 電車の事故で息子は帰らぬ人となり、四鳥の別れになった。

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