「歯牙の間に置くに足らず」の意味(出典)
【ことわざ】
歯牙の間に置くに足らず
「歯牙に掛くるに足らず」ともいう。
【読み方】しがのかんにおくにたらず
【意味】
取り立てて言うようなことではないということ。問題にしない。
「歯牙」は、歯と牙。転じてことばの端、議論の意。
「歯牙の間に置くに足らず」ということわざは、物や事柄が非常に些細であり、注意や価値を置くほどのものではないという意味だよ。
要するに、その物や事柄は「ちっぽけで取り上げる価値もない」ということやな。歯の間に挟まった小さなものを取り出すほどの価値もない、って感じか。ちょっとしたことを気にするほどのことじゃないんだよね。
【出典】
「史記」
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「歯牙の間に置くに足らず」の解説
カンタン!解説
「歯牙の間に置くに足らず」っていう言い方は、とっても小さいことや、あまり大事じゃないことを言ってるんだよ。
たとえばね、学校でみんなが持っているおもちゃがあって、それがすごく人気だけど、あなたはそれが全然気に入らないとするね。そんな時に、そのおもちゃのことを「歯牙の間に置くに足らず」と言うことができるよ。つまり、それほど大事じゃない、気にしないって意味だよ。
「歯牙」ってのは、口の中の歯と牙のこと。で、「置くに足らず」は、価値がないと感じるって意味。だから、この言葉を使うときは、あることや物にあんまり価値を感じないときに言うんだね。
「歯牙の間に置くに足らず」の使い方
外野がギャーギャー騒いでいるようね。
歯牙の間に置くに足らずだよ。言わせておけばいい。
そのうち黙るかしら。
すぐにあきらめるだろうよ。
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「歯牙の間に置くに足らず」の例文
- 歯牙の間に置くに足らずだと思ったので報告しませんでいた。
- そんなこととっくの昔から知っている。歯牙の間に置くに足らずだ。
- 顔も名前も知らない人がSNSで何を言おうと、歯牙の間に置くに足らずと考える。
- ともこちゃんは、格下と考えている健太くんの発言を歯牙の間に置くに足らずという感じでスルーした。
- ミサイルが飛んできているが、歯牙の間に置くに足らず。あの国に戦争をする体力は無いから、本土に攻撃してくることはない。