「士に一定の論あり」の意味(出典)
【ことわざ】
士に一定の論あり
【読み方】
しにいっていのろんあり
【意味】
立派な男子は、一定の意見や識見をもっていなければいけないということ。
なるほどなぁ。つまり、ええ男は「これだ!」っていう自分の信じる道をしっかり持ってなアカンってことやな。
風が吹いたらフラフラ動くんじゃなくて、どっしりと根を張った大木みたいに、自分の考えに貫き通すってことが大事ってわけか。自分の信念をしっかり持つことが、えらい人になる第一歩やね。
【出典】
「淮南子」
【スポンサーリンク】
「士に一定の論あり」の解説
カンタン!解説
「士に一定の論あり」というのは、えらい人やかっこいい大人の男の人はね、自分の考えをしっかり持っていないといけないっていう意味なんだ。
これは、たとえば、学校で何かルールが変わったりするときに、それがいい変更なのかどうか、じぶんはどう思うのかな?っていう自分の意見をしっかり持ってることが大切だってことなんだよ。その上で、友達や先生と話し合いをして、自分の考えをちゃんと伝えることができるようになるといいね。
だから、「士に一定の論あり」っていうのは、ただ人の話を聞くだけじゃなくて、自分もしっかり考えを持って、その考えに基づいて行動することが、立派な大人になるためには大事だって教えてくれているんだよ。自分でしっかり考えることが、えらくなる第一歩なんだね。
「士に一定の論あり」の使い方
健太くんには自分の意志というものがないの。
長いものに巻かれながら、川の流れのように相手まかせに生きていくよ。
士に一定の論ありというわよ。男子たるもの自分の意見を持たないと。
自分の意見を持つようにするよ。
【スポンサーリンク】
「士に一定の論あり」の例文
- 会議で意見の一つも言えないような社員は不要だ。士に一定の論ありという。
- 一人前の立派な大人になるには、士に一定の論ありだから新聞を読む必要がある。
- 士に一定の論ありというので、識見のないものは凡人かそれ以下だ。
- 相手におもねるだけじゃ駄目だ。士に一定の論ありというから、意見の一つや二つあるべきだ。
- 時には長いものに巻かれることも必要だが、士に一定の論ありで曲げることのできない自分の意見はもっているべきだ。
自分の考えに自信を持って、一貫してそれを貫くことが大切だと教えているんだよ。