「鯱立ちも芸のうち」の意味(対義語)
【ことわざ】
鯱立ちも芸のうち
【読み方】
しゃちほこだちもげいのうち
【意味】
逆立ちも芸の一つだということ。
まあ、何もできへんよりは、逆立ちくらいして、なんぼか笑いを取った方がええってわけや。場を温めるって意味では、小さなことでもちゃんと芸になるってことやな。何とか場をしのごうとする心意気が大事って話やね!
【対義語】
・鯱立ちは芸にあらず
「鯱立ちも芸のうち」の解説
「鯱立ちも芸のうち」というのは、逆立ちすることを「鯱(しゃち)立ち」とも言うんだけど、それも一つの芸だっていう意味なんだよ。特にパーティーとかで、みんなが楽しい芸を見せ合うときに、自分は他のすごい芸ができなくても、逆立ちくらいならできるよね、っていうときに使うんだ。
たとえば、クラスで才能を見せる会があって、みんなが歌ったり踊ったりマジックをしたりする中で、「私は特に何もできないなあ」と思ったときに、逆立ちをしてみんなを笑わせることができたら、それも一つの才能だよね。逆立ちだって、簡単にできることじゃないから、それをすること自体が立派な芸なんだ。
この言葉は、ちょっとからかいながらも、「何か特別なことができなくても、できることをするのは素晴らしいよ」という励ましも込められているんだよ。
「鯱立ちも芸のうち」の使い方
「鯱立ちも芸のうち」の例文
- 鯱立ちも芸のうちというが、名古屋の舞妓は鯱ポーズをマスターすることが最低限必要だという。
- 誰にも馬鹿にはさせない、鯱立ちも芸のうちという。
- 鯱立ちも芸のうちなんだから、手品は立派な芸といえるだろう。
- 一芸を披露しようにも何も無いから、ジャニーズのようにバク転をしよう。鯱立ちも芸のうちなんだから大丈夫なはずだ。
- 鯱立ちも芸のうちなら変顔で笑わせるのもありかもしれない。
要するに、どんなに些細なことでも、それが盛り上がるきっかけになれば、それはそれで一つの芸だということを表しているんだよ。