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【春蘭秋菊倶に廃すべからず】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

春蘭秋菊倶に廃すべからず

「春蘭秋菊倶に廃すべからず」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味【ことわざ】
春蘭秋菊倶に廃すべからず

【読み方】
しゅんらんしゅうぎくともにはいすべからず

【意味】
どちらも優れていて優劣がつけがたいこと。

ことわざ博士
「春蘭秋菊倶に廃すべからず」という言葉は、春の蘭と秋の菊の両方にそれぞれ美しさや趣があり、どちらも見捨てることができないという意味だよ。

異なる特徴を持つものがそれぞれに価値があり、比較して優劣をつけるのが難しいことを表しているんだ。

助手ねこ
へぇ、それは面白いたとえやね。つまり、「春蘭も秋菊もそれぞれに美しさがあって、どちらも見捨てられへん」ってことやな。異なる季節の花がそれぞれに魅力を持っているってことやね。春の蘭と秋の菊が、それぞれに特別な美しさを持っていて、比較してどちらが優れているとは言えないってことや。

それぞれのものが持つ独自の価値や美しさを認識することの大切さを教えてくれる言葉やね。違いを認めて、それぞれの特徴を大切にすることが重要やってことやな。

【語源・由来】
春の蘭も秋の菊もともに趣があり美しいのでどちらがよいと決めにくいことから。

【出典】
旧唐書くとうじょ

ある人から三人の優劣を問われた雍州ようしゅうの長官陳崇業ちんすうぎょうが答えたことば。

【類義語】
けいたり難くていたり難し
・いずれ菖蒲あやめ杜若かきつばた

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「春蘭秋菊倶に廃すべからず」の解説

カンタン!解説
解説

「春蘭秋菊倶に廃すべからず」という言葉は、「旧唐書」の裴子余伝に由来していて、春の蘭と秋の菊のどちらもそれぞれに美しく、趣があり、見捨てることができないという意味を持っているんだよ。この表現は、二つのものがともに素晴らしく、どちらかを選ぶのが困難な状況を例えているんだね。

春の蘭と秋の菊は、それぞれ異なる季節に美しさを放つ花で、どちらも特有の魅力があるんだ。このたとえは、二つの異なるものが共に価値があり、比較して甲乙をつけるのが難しい状況を表しているんだよ。

たとえば、二人の優秀な学生がいて、どちらもそれぞれの分野で非常に優れている場合に「春蘭秋菊倶に廃すべからず」と言われることがあるね。この言葉は、二つの異なるものや人がそれぞれに価値を持ち、優劣をつけることが難しいことを示しているんだ。

「春蘭秋菊倶に廃すべからず」という言葉は、異なる特質を持つものの価値を認め、一方を軽視しないことの重要性を教えてくれているんだよ。それぞれの個性や特長を大切にすることを示唆している言葉なんだね。

「春蘭秋菊倶に廃すべからず」の使い方

健太
まだ決まらないの?
ともこ
春蘭秋菊倶に廃すべからずなのよ。
健太
どっちでもいいじゃない。なんなら両方買えばいいじゃない。
ともこ
両方買う余裕が無いから悩んでいるのよ。
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「春蘭秋菊倶に廃すべからず」の例文

例文
  1. 最終選考に残った二人は春蘭秋菊倶に廃すべからずだったので、同率首位とする。
  2. ともこちゃんも彼女も春蘭秋菊倶に廃すべからずで、二人とも美しく甲乙つけ難い。
  3. どちらのアイスもおいしそうで春蘭秋菊倶に廃すべからずなので、ダブルにして二種類食べる。
  4. 住宅展示場は見せるために素敵に作られているので、春蘭秋菊倶に廃すべからずで迷う。
  5. 春蘭秋菊倶に廃すべからずと頭を抱えて悩むくらい、双方素晴らしかった。




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