「終身善を為し一言則ち之を破る」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
終身善を為し一言則ち之を破る
【読み方】
しゅうしんぜんをなしいちげんすなわちこれをやぶる
【意味】
発言を慎まないといけないということ。
人生で築き上げてきたものが、一瞬の失言で崩れ落ちることもあるから、ほんまに言葉選びは慎重にせないかんのやね。
【語源・由来】
一生かかって善行を積んだのに、たった一言で全部台無しになることから。
【出典】
「孔子家語」
【類義語】
・百日の説法屁一つ
「終身善を為し一言則ち之を破る」の解説
「終身善を為し一言則ち之を破る」ということわざは、一生懸命良いことをしてきたのに、ひとつの不注意な言葉で全てを壊してしまうという意味だよ。
例えば、ずっとみんなから信頼されている人がいるとしよう。その人がいつも優しくて、助けてくれるんだけど、もしもその人が一回だけでも悪いことを言っちゃったら、今までの良い評判が一瞬でなくなってしまうかもしれないね。
このことわざは、どんなに良いことをしていても、言葉はとても重要で、ひとつの間違った言葉が大きな問題を起こすことがあるって教えてくれる言葉なんだ。だから、いつも言葉には気を付けて、慎重に行動しようね。
「終身善を為し一言則ち之を破る」の使い方
「終身善を為し一言則ち之を破る」の例文
- 終身善を為し一言則ち之を破ると常に念頭においておかないと、名誉も地位も失うこともある。
- 政治家の言葉は国民の代表のことばだから、終身善を為し一言則ち之を破ると自分を戒めていないといけない。
- Twitterのつぶやきでフォロワーを失ったが、終身善を為し一言則ち之を破るということを忘れてはいけなかった。
- 終身善を為し一言則ち之を破るというので、沈黙は金雄弁は銀を実践する。
- 言葉は人を傷つけることもあるし、自分に返ってくることもあるので終身善を為し一言則ち之を破ると心に留める。
言葉と行動は常に注意深くあるべきだという教えを込めているんだ。