「大軍の後には必ず凶年あり」の意味(出典)
【ことわざ】
大軍の後には必ず凶年あり
たいぐんののちにはかならずきょうねんあり
【意味】
大きな戦争が起きると国民は戦争に駆り出され、田畑は戦場となり荒らされ、食料が乱費される。戦争の後は必ず凶作になる。
戦争では兵士さんたちが頑張って戦って、農地も荒れてしまって、食べ物もなかなか手に入りづらくなるんや。戦争って大変やなぁ、ってことを教えてくれてるんやろうな。
【出典】
「老子」
「大軍の後には必ず凶年あり」の解説
「大軍の後には必ず凶年あり」ということわざは、大規模な戦争や軍事行動の後には、通常、農業の荒廃、食料不足、経済の混乱などによる凶作や飢饉が起こるという意味を持つたとえ話なんだ。
この表現は、戦争がもたらす破壊的な結果についての一般的な観察を示しているんだ。戦争が行われると、多くの人々が兵士として徴集されるために農業生産が減少し、さらには戦場となる地域では農地が荒らされ、インフラが破壊される。これらの結果として、収穫が減少し、食料不足や経済的な困窮が生じ、結果として凶年や飢饉に至るんだ。
また、戦争には莫大な資金が必要で、その資金は通常、民間の生活や経済活動から徴収される。これにより、国家の財政は逼迫し、人々の生活は困難になる。戦争での物資の消費や損失も、その後の物資不足につながり、食料をはじめとする基本的な生活必需品の不足を招くことがあるんだよ。
「大軍の後には必ず凶年あり」ということわざは、戦争の遠大な社会経済的影響についての洞察を提供しており、戦争や大規模な軍事行動がもたらす長期的な負の結果に対する警告として機能しているんだ。戦争が終わった後の復興や回復は非常に困難であり、しばしば社会全体に深刻な影響を及ぼすという事実を強調しているんだね。
「大軍の後には必ず凶年あり」の使い方
「大軍の後には必ず凶年あり」の例文
- もう少しで収穫だったのに敵の軍隊に踏み荒らされ、まさに大軍の後には必ず凶年ありの通りになった。
- 食糧庫を攻め込んできた敵兵に食い荒らされ、大軍の後には必ず凶年ありとなった。
- 大軍の後には必ず凶年ありというから、農民が戦地に赴かなくて良いように戦うことを主とする兵士を育てた。
- 攻め込まれると農地が荒らされ大軍の後には必ず凶年ありなので、先手必勝、先に攻め込む。
- 大軍の後には必ず凶年ありというが、新型爆弾のせいで草一本はえなくなった。
戦争では兵士が出動し、農地も戦場になって荒れ果てたり、食料も乱費されるから、食べ物が不足してしまうんだ。