「多勢に無勢」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
多勢に無勢
【読み方】
たぜいにぶぜい
【意味】
少人数で多勢に向かって、とても敵しがたいこと。
多勢に無勢やけど、最後まであきらめへんという強い心が必要やな。
【語源・由来】
数の多い相手には敵対しがたいこと。
【類義語】
・衆寡敵せず(しゅうかてきせず)
【英語訳】
Many dogs may easily worry one.
The more numerous one wins.
「多勢に無勢」の解説
「多勢に無勢」ということわざはね、自分たちが少ない人数で、相手がとてもたくさんいる時に、勝ち目がないっていう状況を表しているんだよ。つまり、自分の方が明らかに不利で、相手の方が圧倒的に多くて強いっていう時に使う言葉なんだ。
たとえば、サッカーゲームで、自分のチームが5人なのに対して、相手チームが11人だったら、とても不利だよね。それと同じで、何か対立があったり、競争があったりする時に、相手の方がはるかに多い人数で、自分たちには勝ち目が見えない時に「多勢に無勢だ」と言うんだ。
このことわざは、数の上での差が大きいと、どれだけ頑張っても勝ち目がないことが多いっていう現実を教えてくれているんだよ。だから、戦いや競争をする前に、相手と自分の状況をよく考えて、どう行動するか決めることが大切だっていうことなんだね。
「多勢に無勢」の使い方
「多勢に無勢」の例文
- 多勢に無勢というけれど、あの大軍には勝てないだろう。ここはひとまず退却すべきだ。
- 話せばきっとわかってもらえると思い、説明を続けたけれど、多勢に無勢で全く聞き入れてもらえなかった。
- 選りすぐりの精鋭を連れてきたが、多勢に無勢で敗北してしまった。
- 一人で数十人と渡り合ったものの、多勢に無勢だった。
- 計画に反対したけれど、賛成する人がとても多かった。その結果、多勢に無勢で押し切られてしまうことになった。
まとめ
人数が多いことは、物事が有利に運ぶことが多いのかもしれませんね。
多勢に無勢というように、少人数では勝ち目がないこともあるでしょう。
しかし、少人数でもあきらめずに物事を行うということも、大切ではないでしょうか。
多勢に無勢だからとあきらめずに、意見を述べたり戦いを挑んだりすることも時には必要なのかもしれませんね。
要するに、数の上で圧倒的に不利な状態を指す言葉で、しばしば困難な戦いや劣勢な状況を説明するのに使われるんだよ。