「面の皮の千枚張り」の意味(類義語)
【ことわざ】
面の皮の千枚張り
【読み方】
つらのかわのせんまいばり
【意味】
顔の皮膚が千枚張って厚くなっているように、ずうずうしいこと。厚かましくて恥知らずな人のこと。
あれれ、千枚張りって、ずうずうしさのことを言うんやな。
恥を知らん人に使う言葉やね。こんなに厚かましい人にならんように、自分はちゃんと恥を知らなあかんねんな。覚えておくわ、この言葉。面白いことわざやね!
【類義語】
・鉄面皮
・厚顔無恥
・面の皮が厚い
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「面の皮の千枚張り」の解説
カンタン!解説
「面の皮の千枚張り」っていうことわざは、おもしろいイメージで言うと、人の顔の皮が千枚も重なっているぐらい、とても厚かましい人、恥ずかしがらない人のことを言うんだよ。
たとえばね、友達がお菓子をもらったんだけど、そのお菓子を自分が全部食べたいと思って、「全部ちょうだい!」って言うような人を指すことがあるんだ。みんなが驚くようなことを言っても、全く恥ずかしがらない、平気な顔をしている人のことだね。
このことわざは、そういう人がいたら、ちょっと困るよね、という気持ちを表しているんだ。恥を知らないと、人との関係も上手くいかないことがあるから、自分の言動に気をつけるように、と教えてくれるんだよ。
「面の皮の千枚張り」の使い方
居候なのによく食べるわね。面の皮の千枚張りだわ。
ストレスで食が細くなるよりいいじゃないか。
居候三杯目にはそっと出しっていうわよ。
人は人、僕は僕だよ。僕らしくあり続けるんだ。
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「面の皮の千枚張り」の例文
- 電車の座席を荷物でおさえて独り占めするなんて、面の皮の千枚張りだ。
- 行列に割り込んでくるとは、面の皮の千枚張りの恥しらずめ。
- 試供品は無料配布だけど、20個も欲しがるのは面の皮の千枚張りで図々しい。
- 他人にこれだけ迷惑をかけても平然としていられる彼女は、面の皮の千枚張りなんだろうな。
- 面の皮の千枚張りな彼の行動に、あきれて物も言えない。
「面の皮の千枚張り」の文学作品などの用例
まかり間違うと、鼻持ちならぬキザな虚栄の詠歎に似るおそれもあり、または、呆れるばかりに図々しい面の皮千枚張りの詭弁、または、淫祠邪教のお筆先、または、ほら吹き山師の救国政治談にさえ堕する危険無しとしない。(太宰治の父より)
顔の皮が千枚も重なっているように、恥を感じない、ずうずうしい態度を示す人のことを言うんだ。