「茶腹も一時」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
茶腹も一時
【読み方】
ちゃばらもいっとき
【意味】
茶だけでも飲めば一時は空腹をしのぐことができる。わずかばかりのものでも一時しのぎになる。
なんでもかんでも侮れんってことやな。ちょっとしたものでも、大事に使わなアカンね。
【語源・由来】
茶だけでも飲めば一時は空腹をしのぐことができることから。
【類義語】
・粥腹も一時
・水腹も一時
・湯腹も一時、松の木柱も三年
【英語訳】
・Kail spares bread.
・A bellyful is a bellyful, whether it be meat or drink.
・Anything is better than nothing.
「茶腹も一時」の解説
「茶腹も一時は」ということわざは、茶を飲むことで一時的にでも空腹感を紛らわすことができるという意味から、わずかなものや間に合わせの対策でも、一時的には困難や問題をしのぐことができるというたとえを表しているんだ。
たとえば、とてもお腹が空いているけれど、すぐに食事をすることができない時に、軽く茶を飲むことで少しの間だけでも空腹感を感じなくすることができるよね。このことわざは、そうした茶を飲む行為から生まれたもので、物事に対する一時的な解決策や、その場しのぎの行動を指して使われるんだ。
この言葉は、根本的な解決にはならないけれど、状況を一時的に改善する小さな助けや行動が、時には必要だということを教えているんだね。だから、大きな解決策を見つけるまでの間、小さなことでも問題を少し和らげることができるという意味で使われるよ。
「茶腹も一時」の使い方
「茶腹も一時」の例文
- 家電の部品が外れてしまった。茶服も一時でとりあえずはテープで留めておこう。
- 次の現場まで時間がないから、茶服の一時で昼食はおにぎり一つで済ます。
- 喉が非常に痛いが、今日は病院が休みなので茶服の一時で飴をなめる事にした。
・茶を濁す
・へそで茶を沸かす
・お茶の子さいさい
・余り茶を飲めば年が寄る
・朝茶は七里帰っても飲め など
最近の研究では、奈良時代には既に中国から日本に「茶」の文化は伝来していたと考えられています。