「五噫を歌う」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
五噫を歌う
【読み方】
ごいをうたう
【意味】
世に認められないのを嘆くこと。また、その嘆きの歌。
「噫」は、「ああ」と嘆息する声。
「五噫を歌う」という言葉は、深く嘆き悔やむことを表現しているよ。
うーん、世の中は思うようにはいかないことが多いから、そんな時にこの言葉を使うんやろな。
困ったときや悔しいときには、五噫を歌いたくなる気持ち、わかるわ~。
【出典】
「後漢書」
【故事】
中国、後漢の梁鴻が世を嘆いて詩「五噫の歌」を詠んだという故事から。
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「五噫を歌う」の解説
カンタン!解説
「五噫を歌う」という言葉は、世間に受け入れられないことや理解されないことに対して、深く悔いたり、嘆いたりする様子を表す言葉だよ。
「噫」は、「ああ」という感嘆や驚き、嘆きの声を意味しているんだ。そして「五噫」というのは、その嘆きや感嘆の声を五度繰り返すことから、非常に強く嘆くことを表しているんだよ。
この言葉を使って、普通の人々には理解されにくいことや、世間の常識とは異なることをしている人が、その選択や行動が受け入れられないことに深く嘆いている様子を示しているんだ。ある意味で、独自の価値観や考えを持っている人が、それによって世間から理解されないことの苦しさや寂しさを表現するための言葉なんだね。
「五噫を歌う」の使い方
閑職に追いやられた父さんが五噫を歌っているよ。
優秀なのにね。
ごますりが下手なんだよね。
処世術に長けていないと出世できないのはおかしいわよね。
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「五噫を歌う」の例文
- 五噫を歌い、失意のまま彼は亡くなった。
- 彼の研究は凡人には理解できず、五噫を歌う。
- 存命中は五噫を歌い、死後世に認められた画家がたくさんいる。
- 長い間五噫を歌っていたが、ようやく日の目を見る。
- 五噫を歌うも、いつかは認められると信じあきらめなかった。