「膏血を絞る」の意味(語源由来)
【ことわざ】
膏血を絞る
「膏血を浚う」ともいう。
【読み方】
こうけつをしぼる
【意味】
重税を課して厳しく取り立てること。心血を注ぐこと。
「膏血」は、肉のあぶらと血の意から、苦労して得た利益や財産のこと。
なるほどな。つまり、えらいこっちゃで稼いだ金や財産を、無慈悲にもぐり取るってわけや。
ほんまに、ちょっとむごい表現やな。人がせっかく頑張って得たものを、ほんまに血の一滴まで搾り取るような行為を言うんやね。
【語源・由来】
国民が苦労して得た利益や財産を搾り取る意から。
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「膏血を絞る」の解説
カンタン!解説
「膏血を絞る」という言葉はね、人がすごく頑張って稼いだお金やものを、無理やり取ってしまうことを指しているんだよ。
例えば、ある人が一生懸命に働いて、お金をためたり、何か大切なものを手に入れたりしたとして、それを他の人や国や市などが、たくさんの税金として取り上げてしまうようなことを言うんだ。
「膏血」というのは、体の中でとっても大切なもの、つまり、生命の元とも言えるものを意味しているんだ。だから、「膏血を絞る」というのは、人の大切なものや、頑張って得たものを、無情にも取り上げるっていう意味なんだよ。ちょっと残酷な表現だけど、大切なものを無慈悲にも奪われる感じを伝えるために使われる言葉なんだね。
「膏血を絞る」の使い方
軍事力増強や高齢者に支払う年金、少子化対策とすべて増税で賄うらしいよ。
膏血を絞るなんてひどいわ。
問題が山積となる前に、少しずつ改善していけばよかったのに。
政治家の給料を削減して財源に充てればいいのにね。
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「膏血を絞る」の例文
- 膏血を絞ることを決めた首相の家は豪邸だ。庶民の家の狭さを知らないんじゃないか。
- 物価高騰のあおりを受けて苦しいところに膏血を絞るとは、政治家は悪魔なのか。
- 有効活用されるなら膏血を絞るも仕方なしだが、用途が不透明、無駄が多いでは仕方ないとは思えない。
- 昔から為政者は、膏血を絞り国民を苦しめる。
- 消費税は平等というが、貧民には膏血を絞るようなものだ。
特に、過度な税金を徴収するような場面で使われることが多いよ。