【ことわざ】
好事魔多し
【読み方】
こうじまおおし
【意味】
良いことには、邪魔が入りやすいというたとえ。
【語源・由来】
「琵琶記(びわき)」より出典。良いことがあったからと、有頂天になっていてはいけないということ。
【類義語】
・月に叢雲花に風(つきにむらくもはなにかぜ)
・花に嵐(はなにあらし)
【英語訳】
Good luck comes by cuffing.
Change of fortune is the lot of life.
読む際には、「好事魔、多し」ではなく、「好事、魔多し」と読む。
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「好事魔多し」の使い方

次の試合では、ぼくがピッチャーだと監督に言われていたんだ。

そうだったの?新しくチームに入った人が投げると聞いたわ。

そうなんだよ。新しく入った彼のほうが、ぼくよりも速い球を投げられるといって、交代することになったんだ。

それは残念だったわね。好事魔多しというものね。
「好事魔多し」の例文
- 仕事で営業成績が優秀だと褒められて昇進が決まったけれど、一緒に過ごす時間が少なすぎると恋人は去ってしまった。好事魔多しということだろうか。
- 彼はリーダーに抜擢されたけれど、次々に不正が見つかって対応に追われているようだ。好事魔多しというからね。
- 好事魔多しというけれど、彼女はとても仕事が順調らしいが、彼女の恋人は彼女の仕事に不満を持っていると聞いてしまった。
- 好事魔多しというのだから、良いことばかりだと油断していてはいけないよ。
- 彼は半年ぶりに登板が決まったあとに、ひじを故障して治療に専念しなくてはならないようだ。好事魔多しということか。
まとめ
良いことがあるとうれしくて、ずっと良いことが続くと思ってしまうのではないでしょうか。
しかし、好事魔多しというように、邪魔をされることがありますね。
良いことがあっても、冷静にいられるように努めたいものですね。