「乞食の大連れ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
乞食の大連れ
「乞食も大勢すれば体がよい」ともいう。
【読み方】
こじきのおおづれ
【意味】
競い合うものが多く儲けが少ないことのたとえ。つまらないものでも多数集まると壮観だが、一つ一つでみると取るに足りないということ。
「乞食の大連れ」ということわざは、たくさんのものや人が集まっても、実はそれぞれの価値が低いため、全体として大した利益や価値がない、ということを表しているんだよ。
ええっと、それはつまり、見た目ばっかり派手やけど、ちゃんと中身を見てみたら、あんまり価値のないものばっかりってことやな。
大勢でわいわいしてるけど、一人一人見てみたら、大したことないってわけか。量だけではなく、質も大事やな!
【語源・由来】
乞食が大勢で物乞いをすれば、一人当たりの分け前が少なくなる意から。
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「乞食の大連れ」の解説
カンタン!解説
「乞食の大連れ」っていうことわざはね、たくさんの人やものが集まっているけど、それがあまり役に立たない、もうけがないっていう意味なんだよ。
例えば、お金をもらいに行く乞食の人たちが、すごくたくさん集まってきたとしてね。でも、それだけたくさんの人がいると、もらえるお金やご飯を分け合うから、一人一人にもらえる量は少なくなっちゃうんだ。それで、たくさんの人がいるのに、一人ひとりがもらえるものはあんまり多くない、っていう状況を言うんだよ。
だから、「乞食の大連れ」は、見た目はすごくたくさんの人やものがあるけど、じつはそんなに価値のあるものじゃない、っていうことを指しているんだ。みんなでわいわい集まっても、それぞれの人が得るものは少ない、っていうことを教えてくれる言葉なんだね。
「乞食の大連れ」の使い方
こんなにコンビニが乱立していると、乞食の大連れにならないのかな。
きっとなるわね。
それでいくつかのコンビニが閉店するけど、その後はまたコンビニができるよね。
なくならないのが不思議よね。
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「乞食の大連れ」の例文
- 花はたくさん咲いていると乞食の大連れで、壮観で観光客が来るようなレベルになる。
- さっきも美容院があったのにまた美容院だ。乞食の大連れにならないのだろうか。
- 空き缶はゴミだが、乞食の大連れのようにたくさん集めてアートにすると立派になる。
- その分野は競合が多く、乞食の大連れになるから進出しない。
- 乞食の大連れのように、一つ一つは古ぼけたおもちゃだが、美術館ができるくらい集めるとすごい眺めだ。