「座を見て皿をねぶれ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
座を見て皿をねぶれ
【読み方】
ざをみてさらをねぶれ
【意味】
その場の様子で出方や意見を決めるべきだということ。
「ねぶれ」は、なめよ。
「座を見て皿をねぶれ」とは、状況やその場の雰囲気、人々の反応などをよく観察して、自分の行動や意見を適切に決めるべきだという意味のことわざだよ。
そうやね、例えば、みんなの前で何か発言をする前に、その場の空気を読んで、適切なコメントをするようにという感じやな。
場の雰囲気や人々の反応に敏感になることで、無駄なトラブルを避けたり、より良い結果を得ることができるんやね。
【語源・由来】
上品な人しかいない場で皿をなめると育ちが知れるので、まわりをよく見てからにせよという意から。
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「座を見て皿をねぶれ」の解説
カンタン!解説
「座を見て皿をねぶれ」っていうことわざはね、まず周りの状況や人々の様子をしっかり見て、それから自分の行動や意見を決めたほうがいいよ、っていう教えなんだよ。
例えばね、友達がたくさん集まってる場所に行ったとき、最初はどんな話題で盛り上がっているのか、みんながどんな気分なのかを見て、それから自分が話す内容を考える、みたいな感じだよ。
このことわざの中の「皿をねぶれ」って部分は、上品な人たちがいる場所で、食べ物の皿をなめると、それがどう見られるか、っていうのを考えること。だから、自分の行動や言葉がその場の雰囲気に合っているかどうか、ちゃんと考えることが大切だっていう意味がこめられているんだよ。
「ねぶれ」っていうのは「なめる」の古い言い方で、実際に皿をなめることはマナー違反だから、それをしないように、という注意喚起も含まれてるんだ。要するに、自分の行動がその場の状況に合っているか、ちゃんと見極めることが大切だってことを教えてくれることわざなんだよ。
「座を見て皿をねぶれ」の使い方
また空気を読めないで失敗しちゃったよ。
座を見て皿をねぶれっていったじゃないの。
そうだった。雰囲気や周りの人の発言をよく観察するんだよね。
それから出方を決めても遅くはないし、失敗して悔やむより余程いいわ。
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「座を見て皿をねぶれ」の例文
- 勇み足だと失敗するから、座を見て皿をねぶれ。
- 功を焦らず、座を見て皿をねぶれば間違いはない。
- 人と衝突したくないなら、座を見て皿をねぶればいい。
- 事なかれ主義の健太くんは、座を見て皿をねぶれがモットーだ。
- 座を見て皿をねぶれを胸に、長いものに巻かれて生きていく。