「三人寄れば金をも溶かす」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
三人寄れば金をも溶かす
【読み方】
さんにんよればかねをもとかす
【意味】
大勢が集まって同じようなことを言うと、実際には違うことでも事実として知られ、否定しても通らなくなってしまうこと。
このことわざは、情報の信じ方や、うわさに気をつけるってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
大勢の言葉が集まると硬い金属を溶かしてしまうほどの意から。
【類義語】
・衆口金を鑠かす
・三人虎を成す
「三人寄れば金をも溶かす」の解説
「三人寄れば金をも溶かす」という言葉は、ちょっと深い意味があるんだよ。この言葉は、いくつかの人が集まって、ただの噂やうわさ話をしていると、その話があたかも本当のことのように広まってしまい、結局誰もその話を疑ったり、正せなくなってしまうっていうことを教えてくれるんだ。
たとえばね、クラスでA君が何かしたっていう噂が流れたとして、それが本当ではないのに、みんながその話をして、信じちゃったら、結局A君は無実なのに、みんなから変な目で見られちゃうことがあるよね。
この言葉は、そういう「噂や世評がどれだけパワフルで、時には怖いものか」ってことを伝えてくれるんだ。だから、噂話をすぐに信じちゃわないように、また自分も軽々しく噂を広めないように気を付けたほうがいいんだよ。
「三人寄れば金をも溶かす」の使い方
「三人寄れば金をも溶かす」の例文
- マスコミのせいで犯人に仕立て上げられ、三人寄れば金をも溶かすのように世間の人は僕が犯人だと信じて疑わない。
- 三人寄れば金をも溶かすように、大多数の意見が正しいものとされる。
- 昔は地球の周りを太陽が回っていると考えられていたように、三人寄れば金をも溶かす。
- 「みんなが言っているからきっと真実なんだよ」というように、三人寄れば金をも溶かす。
- SNSでの誹謗中傷は三人寄れば金をも溶かすことになり、その人の人権だけでなく心も傷つけるから恐ろしい。