「疾雷耳を掩うに及ばず」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
疾雷耳を掩うに及ばず
「疾雷耳を掩うに暇あらず」ともいう。
「疾雷」は「迅雷」ともいう。
【読み方】
しつらいみみをおおうにおよばず
【意味】
素早い相手の行動に対処する暇がないこと。
「疾雷」は、急な雷鳴。「及ばず」は、間に合わない。
おお、それは急すぎて手も足も出らへんってことやな!雷がバン!と鳴って「え、なに、なに?」ってなるくらいビックリする状態やな。
つまり、「事が急に起こりすぎて、どうしようもできへん」っていう意味やねんな。これは「急なことには気を付けよう」って教えてくれてる言葉やな。
【語源・由来】
急に鳴りだした雷に耳をふさぐ間もないという意から。
【出典】
「六韜」
【類義語】
・疾雷耳を掩うに暇あらず
・疾風迅雷
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「疾雷耳を掩うに及ばず」の解説
カンタン!解説
「疾雷耳を掩うに及ばず」っていう言葉はね、「急に雷がピカッと光って、ドーンと音が鳴るような時、耳を手で覆って音を防ごうとしても間に合わない」っていう意味なんだよ。
これは、何かがとっても急に起こってしまって、驚いてばたばたしている間に、もう手遅れになってしまうような状況を表しているんだ。例えば、テストが明日だってことをすっかり忘れてて、気づいた時にはもう時間がなくて勉強する間もなかった、っていう時とかに使う言葉だね。
要するに、「物事が急に起こって、どうしようもできない状況」を言い表しているんだよ。
「疾雷耳を掩うに及ばず」の使い方
負けてしまった―。
疾雷耳を掩うに及ばずだったわね。
あんな素早い行動に対応できるわけがない。
世界の壁は厚いわね。
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「疾雷耳を掩うに及ばず」の例文
- 疾雷耳を掩うに及ばずとならないよう、相手の行動を何通りも想定しておく。
- 追い詰めたまでは良かったのだが、疾雷耳を掩うに及ばず犯人を逃す。
- 目にもとまらぬ速さだったので、疾雷耳を掩うに及ばずおろおろするばかりだった。
- 他社のスピーディーな行動に疾雷耳を掩うに及ばず出遅れてしまった。
- 疾雷耳を掩うに及ばずリードを許すも、すぐに追いつき追い越した。
事態が非常に急激で、どう対応していいのか分からないほどの様子を描いているんだ。