「湿を悪みて下きに居る」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
湿を悪みて下きに居る
【読み方】
しゅうをにくみてひくきにおる
【意味】
人に悪口を言われたくないのに行動を改めないこと。現況に不満があるのに脱することができないでいること。
「湿」は、「しつ」とも読む。
ほな、つまり「不満を持ってるけど、何も変えようとせえへん」ってことか。自分の状況に不満はあるけど、それを改善しようとする行動を起こさないってことやな。不満ばかり言ってても、何も変わらんし、自分から変えていかなあかんってことやね。
自分の置かれた状況をただ嘆くだけじゃなく、積極的に改善することの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
湿気を嫌がりながら多湿な低地にいるという意から。
【出典】
「孟子」
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「湿を悪みて下きに居る」の解説
カンタン!解説
「湿を悪みて下きに居る」ということわざは、自分が置かれている状況や環境に不満を持ちながらも、それを変えるための行動を取らないことを表しているんだよ。文字通りには「湿気を嫌いながら、湿気の多い低い場所にいる」という意味だけど、もっと深い教訓があるんだ。
たとえば、ある場所や状況が自分にとって良くないと分かっていても、そこから動こうとしない人のことを表しているんだ。例えば、学校で嫌なことがあっても、その状況を変えるために何もしないでいるようなことがこれに当てはまるね。
このことわざは、不満を持つだけでは何も変わらないということ、そして、自分の状況を改善するためには自分自身で行動を起こす必要があると教えてくれているんだよ。不満を抱えたままではなく、積極的に問題を解決しようとする姿勢が大切なんだね。
「湿を悪みて下きに居る」の使い方
湿を悪みて下きに居る国民が多いね。
現状を打破できないのは親ガチャで外れたせいだってことになっているわね。
親ガチャで外れても打破しようと立ち向かう人もいるのにね。
そもそもなにもしない政府が悪いのよ。
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「湿を悪みて下きに居る」の例文
- 健太くんは批判されるのは嫌いなのに、湿を悪みて下きに居て批判されるようなことをし続けている。
- 僕はこんなところで終わる人間ではないのに湿を悪みて下きに居る。何とかして這い上がりたい。
- 悪口を言われるとキレるプライドが高い人間ほど、湿を悪みて下きに居る。
- 湿を悪みて下きに居る人間は、不運な人も中に入るが、諦めて努力を怠っているものが多い。
- 悪く言われないよう気をつければいいのに、彼は湿を悪みて下きに居るからおかしい。
この言葉は、自分の置かれた状況に対する不満を表明しながらも、その状況から脱出する努力をしない人を指しているんだね。